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RAID製品でよく聞くインフォーメーションコードとエラーコードの違いって知ってますか?
BUFFALOのRAID構成製品にはインフォメーションコードとエラーコードというものがあります。
インフォーメーションはその名の通り「お知らせ」「情報」となるので、今起こっているまたは起こりうる可能性があるので注意してねってコードです。
エラーはその逆で既にここがおかしくなってるよ!と警告しているコードとなります。
両コードはランプの色、点滅、点灯で判断をつけるのですが、
インフォーメーションコードは橙色、エラーコードは赤色となっており、
10の位は0.3秒おきに1.0秒間点灯、1の位は0.3秒おきに0.5秒間点灯でコード判別します。
エラーコードが発生した状態を「EM(エマージェンシー)」「EMモード」「スタンバイモード」「復旧モード」なんて言い方もされていますよ!
インフォーメーションコードはほぼ問題ないのですが、エラーコードの場合はそうはいきません!
※インフォーメーションコードでも、I11はHDDの異常が多いでお気を付け下さい!
その中で最も多いエラーコードのE16、E22、E23、E30は厄介な障害となります!
※この他にもエラーコードはたくさんあるのでよかったらこちらもご覧ください!
EM(エマージェンシーモード)の各エラーの説明、対応方法をご紹介!~前編~
EM(エマージェンシーモード)の各エラーの説明、対応方法をご紹介!~後編~
基本的にこのエラーはハードディスクが論理的または物理的に壊れている事が多く、この影響によりRAID崩壊を起こし正常にHDDを認識できていない状態となっています。
RAIDに詳しい方なら今こんな風に思っているはず。
「RAIDって組み方によってはHDDが壊れても、新しいHDD入れ直してリビルドすれば元通りになるじゃん」
ごもっとも!…………なのですが!
実は全てがそういう訳にはいきません。
元からハードディスクが入っている完成形を皆さんは購入し使用されていると思うのですが、この元から入っているHDDは同メーカーの同製品、同スペックを利用しています。
当たりませだろ!って思うかもしれませんが、これが問題となるのです!
購入してから障害が起きるまでの期間はどのHDDも同じ状態で起動しているため、消耗している状態は全て同程度と考えれます。
そう考えると1台のハードディスクが壊れたという事は、残りのHDDも壊れる可能性が少なからず生まれます。
壊れたHDDを新しいHDDに入れ替えリビルド作業を行うと、残りのHDDに負荷が掛かりこれが引き金となり、残りのハードディスクまでも壊れるケースがあります。
これはあくまでも可能性のお話しであって、必ずしも壊れるという訳ではありませんが、リビルド作業は思っている以上にHDDに負荷を与えます。
実際にリビルド作業を実行されたことにより、別HDDが壊れデータが取り出せなくなった、というお客様もおられます。
リビルド作業がどれ程リスクのある事かをまとめた記事があるのでご参考にしてみて下さい!
RAID障害時、注意すべき4つのポイント
今回はリンクステーションの2台構成をRAID1(ミラーリング)で使用されていた大阪市中央区にある企業様からのご依頼で、障害内容はエラーランプ点滅のエラーコードがE16。
リビルド作業を試みたようですがうまくマウントせずどうする事もできなかったようです。
結果的に希望データを全てデータ復旧できましたが、マウントが成功しリビルド作業を実行され、途中でハードディスクが壊れていたらと考えると血の気が引きます…。
リビルド作業は間違った方法ではありません!
ですが、その作業によって取れるデータが取れなくなる可能性がある事を理解しましょう!!
詳しい結果はコチラ↓
BUFFALO/LS-WH2.0TGL/R1/RAID1
メーカー :BUFFALO
型番 :LS-WH2.0TGL/R1(1.0TB×2台)
他社診断 :無し
症状/障害 :エラーランプが点滅しE16となっている
診断 :論理障害
復旧容量 :371GB
報告日数 :即日
気になる費用はこちらをどうぞ!→復旧費用
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HDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績、データ復旧実績(RAID/レイド)もございますので、復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。