7月4日にブラオケの本番を終えたばかりの学生の前に立ちはだかるは音大生の一番の恐怖でもあり気合いの入れ所でもある専攻実技試験でした。
試験当日は普通の授業日。
授業時間は17時50分までなのに試験は17時30分から。これはどうしたものか。
私が演奏した曲は
Jules Demersseman作曲のfantasieという曲です。
この曲は崩れた和音や音階を一切使わずどちらかというと古典的な和音進行で一般の方でも聴きやすい曲だと思います。
しかし演奏者は大変で、とても速いパッセージを明瞭に演奏しなくてはいけない部分と十分に歌い込む部分両方を兼ね備えた曲です。
そしてこちらが今回の講評

全体的にいい評価を頂くことができました。
上から下地教授、雲井先生、滝上先生、坂東先生です。
今回ご指摘を受けたのは、
ブレスの位置、低音の発音、淡々としすぎというこの3点です。
まずブレスの位置ですが、これは原因がハッキリしているのであまり気にしないようにしています。
直前で風邪をひいてしまい、それを引きずって吸う予定のないところでブレスをとってしまいました。
低音の発音については、これは私がテクニックを磨かなくてはいけないところです。練習あるのみ。
そして、私が一番気になって仕方がないのは淡々としすぎていて印象に残らない、という講評です。
これについては試験終了後に坂東先生に直接お話を伺いにいった際に、かなりゆっくりパッセージを吹いて練習して曲を実感しなさい、とアドバイスを頂きました。
坂東先生はテクは立派、と評価してくださっていて、表現が充実してくるともっと面白い人になるよ、と言ってくださいました。
表現については、長く時間をかけて勉強していくしかないと思っています。
そして、今回の試験は本当に嬉しいことが2つもありました。
一つ目は下地教授が満面の笑みで素晴らしかった、と背中を叩いてくださったこと。
二つ目は雲井先生が、
「音が本当に澄んでいて上品。君はこれから色々付け加えたり誰かと競ったりせずに、その音で勝負していくべきだ。」
とおっしゃってくださったことです。
ふたつとも、その場で泣きそうになるほど嬉しかったです。
今回の試験で得られたことは、
2年間悩み苦しんできた音色がやっとみとめられたという成果、指のテクニックの精度の向上、そして、発音テクニックと表現力という課題でした。
努力した分、評価は後からついてくるもの。
表現は人となり。私の情熱は伝わりにくいかもしれないし、私は一目見て伝わるような安っぽいものにはしたくない。沸々と沸き上がる物を感じてほしい。でも、その場で伝えられる力も必要だと思うから、その力を手に入れます。
分かりやすさは愛される条件の一つでもあるのだから。
すみません、わけわからなくなってしまいました。
次回の試験もがんばります。