50mm標準レンズと女性ポートレートとの相性はあまり良くないです。
いや、正確に言うと、50mm標準レンズと、女性ポートレートを撮る際の「僕」との相性は、あまり良くない・・・
50mmで撮った写真を観るたびに「お前の仕事は雑だね」と写真に言われるのです。(笑)
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何より厄介なのが、「標準」のくせに妙に漂ってくる、あの嫌な「広角の臭い」です。
背景があったり、がっつりぼかした写真であれば、そんなに気にならないのかもですが・・・
背景紙撮影のように、被写体しか写っていない写真では、広角臭が誇張されます。
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でも、50mmは本当によく写るし、軽くて小さくて安いので、出来ればもっと使いたい・・・
であれば、中途半端は止めて、「広角臭」を徹底的に売りにするか、逆に徹底的に消すか、どちらかだよなぁ、と考えるのですが・・・
僕は、徹底的に消したい・・・
そうすると、カメラアングルと構図、それとモデルさんのポージングで消すしかないのですが、これが本当に難しいのです。
広く撮っておいて、後でトリミング、というほうが、ホントはいいのかもしれません。
ポートレートに限って言えば、僕にとって50mmは「ひたすら試練を課してくるレンズ」であって、巷で言われているような「いい写真を量産してくれる、実に素敵なレンズ」ではないんですよね〜(笑)
#僕は機材に疎いので知らなかったけど、最近の50mmって、重くてデカくてお高いんですね。これ、ちょっと困るなぁ・・・