今とはちょっと毛色が違いますが、アイドル音楽が日本を支配していた1970年代後半・・・
突如として音楽の世界に怪しげな「ナンダコレハ」が出現しました。
みなさんご存知の「YMO」です。
当時の僕はまだ小学生で、早熟な(笑)友人から「Solid State Survivor」を聴かされました。
今までの音楽とは何もかも違うその「音」が、子供心に「イケてる」と直感的に思いました。
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月日は流れ、もう何度目か分からないアイドルブームが日本を席巻していた数年前、「BABYMETAL」を初めて耳にしました。
音楽の世界でYMOを超える「極め付けのナンダコレハ」に出会うのに、世紀を超えて実にン十年もかかったことになります。(笑)
当時まだ10代半ばの女の子達に導かれた、刺青/モヒカン/トゲ付き革ジャン/長髪半裸などの「本場モン」が、狂ったように「DEATH! DEATH!」と連呼する姿・・・
何なんでしょうね、この圧倒的な狂気と強烈な違和感は。(笑)
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筋金入りの「エキスパート」を集め、しかもコンセプトからターゲットの顧客から曲のライフサイクルから収益モデルから販促方法から、何から何まで徹底的に既存のアイドルビジネスの常識を破って、ようやく世界の表舞台に立てたわけです。「ナンダコレハ」になるのも楽じゃない。
「人と違う」・・・それも「決定的に違う」人だけが、世界に影響を与えるんだなぁ、と。
音楽と直接関係ない「写真の創造力」さえ刺激される、MOA推しのtakasanです。(笑)