今日から、自分が書き溜めてきた、音楽家の言葉をご紹介したいと思います。
第1回目は、僕の師匠村方千之氏の師匠、齋藤秀雄さんの言葉です。
「型より入り、型より出でよ。」
齋藤さんは、世界で初めて、指揮のテクニックのひとつひとつに言葉をつけ、その修得の仕方を体系化した人。
現在の日本人の指揮者の9割以上は、齋藤さんの恩恵に預かっていると言ってもいいでしょう。
その齋藤さんが、常々言っていた言葉が、上記の言葉だったそうです。
指揮を学ぶには、まず、徹底的に基礎を学び、そして基礎が身についたら、今度は、それをもとに、自分の指揮法を確立していきなさいと言うことだそうです。
この言葉は、シンプルでありながら、とても奥の深い言葉です。
指揮(音楽)に限らず、どの世界でも通用する言葉だと思います。
実践するのは、かなり難しいですけれども・・・。
同じような言葉をある歌舞伎役者の方が言っているのを聞いたことがあります。
歌舞伎の世界でも、徹底的に基礎を学ばせられるそうです。
同じような動きや仕草を学んでも、個性というのはにじみ出てきてしまうようです。
ですから、無理に個性を出そうとしなくても、基礎をしっかり学んでいれば、きちんとその人なりの役を演じることができるそうです。
芸術というのは、洋の東西を問わず、共通する部分があるのですね。
齋藤秀雄・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BD%8B%E8%97%A4%E7%A7%80%E9%9B%84