販売と製造補助程度の染井でだいたい10~14時間労働。
製造している染井の父は20時間労働。
父はうちを有限会社にしたので一応、社長という地位にあるのですが、たった1名の製造者でもあるので仕方がない。
ブラックですが、仕方がないっちゃ仕方がない状態。
ちなみに昭和のバブリーだった頃のクリスマスは、3日徹夜でデコレーションケーキを作り続けたそうです。
バイトさんはうちに泊まって働いてもらってました。
それでもブラックなんて誰も言わないバブル景気。
働けば働くだけガッポガッポ
そらもう24時間だって働きますよ、ジャパニーズ・ビジネスマン。
今となっては夢のような話ですね…。
今年はブラックな上に、体のアチコチが痛いというオマケ付き。
数ヵ月前に軽いぎっくり腰になったところがここへ来て痛み出したと思ったら、下唇の内側が炎症を起こして腫れ出し、舌の先っちょが激しく痛み…
ロキソニンを飲みながら23日の深夜までケーキ作ってました。
イブの朝、今度は鼻水が止まらなくなり、鼻炎薬追加
その上、モノモライでもできたのか左目が痛いのでコンタクトを外してメガネ装着w
クリスマスの夜、鏡を見たら案の定、舌の先っちょに口内炎ができてました。
(過去に舌が痛むと数日後に口内炎ができたことがあったので、予測はしていました。)
普段、無口な染井が2日間「いらっしゃいませ」言い続けていたので今度はノドが痛いです…。
今夜もロキソニンを飲んで寝ないと、明日どうなるかわかりません。
すみません、クリスマスなのに暗い話になりました。
でも覚えておいてください。
誰かがパーティーをしているとき、別の誰かは働いていることを。
あなたがクリスマスにケーキを頬張っているとき、ケーキ屋の子供に生れたというだけでサンタも来ず、タダ同然で使える労働力として駆り出され、クリスマス中イチゴのヘタを取り続けたり箱を折り続けることに青春を充てた人間がいることを…。
友達に誘われてささやかなクリスマスパーティーをして夕方に帰ったら、メチャクチャ怒られた中学生がいたことを…。
思い出したらブラックな話しかない染井家のクリスマス。
染井にとってクリスマスはブラックな思い出に彩られたどうでも良い日に成り下がっているので、ケーキ屋を辞めたとしてもクリスマスにパーティーとかデートとかしないと思います。
今さらクリスマスって何をしたら良いのかわからないし、というのが正直な話。
もしこれを読んでいる方の中に子育て中のケーキ屋さんがいたらお気をつけください。
サンタくらいは呼ばないと、子供がブラックになります
では皆様、よいお年を。