「来るなぁぁ!!来たらコイツの命はねぇぞ!!!!!」
首元に感じるヒヤリとした感触
周りには刀を持った黒服の人達
何がどうなってこんなことになったの!?
第1訓:出会いなんてロクなもんじゃない
今日はこれといって仕事がなく、適当に江戸をブラブラしていた、今日は天気がいいので紫外線よけのため笠をかぶって。
ちょっと近道しようと路地裏に入ったら後ろから襲いかかられて今の状態になる。
黒服の人の中からゴリラっぽい人が出てきてスピーカーでしゃべりはじめる。
「その子を離せぇぇぇ!!!もう逃げ道はないぞぉぉぉぉ!!!」
うるさっ!!スピーカー使う距離じゃなくね!?普通に叫べ!!
そんなことを考えていると後ろの人が笑いだす。
「ククッ・・・!逃げ道がねぇのは貴様らのほうだ!!!」
「「「!!」」」
すると男は何かのスイッチをとりだした。
「この近辺に爆弾を仕掛けた!!貴様ら真選組はもちろん半径100mは焼け野原だぁぁぁ!!」
その言葉に周囲の隊士はざわつく
皆、額には冷や汗が流れている。
なんとも言えない空気のなか、亜紀は口を開いた。
『馬鹿かあんたは。』
この言葉にピクリと男が反応するのがわかる
『そんなことをすればアンタも死ぬよ』
男はハッと鼻で笑う。
クソッムカつくなぁ~
「俺はこの世界を変える為に死ぬんだ、死なんて苦じゃねぇさ」
これには流石の私も怒りMax
『死なんて苦じゃねぇだぁ?ふざけるな』
少し声のトーンが低くなった自分に周りがハッとなる
『こんなことで世界は変わっちゃくれないし、あんたが死んだところでなんもならない。そんなことも分かんないなんて馬鹿すぎるっつーの』
「てめぇに何がわかるっつーんだ!!!」
ブンッッ!!!!!!!
「危ないッ!!!!」
男がキレて刀を振り上げるのとほぼ同時にゴリラさんが叫ぶ、今度はスピーカーなしで。
しかし斬ったのは亜紀ではなく、亜紀が被っていた笠。
「「「!!」」」
「なっ!?」
男がきょろきょろとあたりを見回していると不意に頭上から声がかかる。
『わかんないね。死のうとする奴の気持ちなんて・・・』
「上っ!?」
男が上を向くと同時に亜紀はポーチから棍をとりだして
『分かりたくもないわァァァァァァァ!!!』
ドゴォォォォォォォ!!!
思いっきり男の顔面に振り下ろす
『良いこと教えてあげるよ、死より苦しいのは生きる事、あんたがしようとしてたのは世界を変えることでもなんでもない。ただ逃げてただけだ』
亜紀はすでに気絶している男に向かって言い放った。
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1訓終わりました、駄文を読んでくれた皆さまありがとうございます。
次は真選組と絡みます。
この時出番はなかったけど沖田と土方もいたんですよ(^_^;)