植松聖容疑者の言葉

大学時代、特別支援学級での教育実習を終えて、ネット上の投稿サイトへの書き込み
「きょうは身体障害の人200人ぐらいに囲まれてきたぜ。想像以上に疲れるぜ。みんな頭悪いぜ」

去年、知人との会話の中で
「障害者は死んでくれた方がいい。その方が家族は楽だ。施設を回って10月までに600人殺す。まず自分がいた施設からやります」




親しい友人に送ったLineのメッセージ

「産まれてから死ぬまで回りを不幸にする重複障害者は果たして人間なのでしょうか?」「人の形をしているだけで、彼らは人間ではありません」

津久井やまゆり園の関係者との会話で

「重度障害者の大量殺人は日本国の指示があれば、いつでも実行できる」

措置入院された病院で
「施設で働き始めた当初は重度の障害者に対してふびんな感情を持ち仕事をしていた。しかし、接していくうちに彼らのゴールは一体何かと考えるようになり、抹殺することが最善と突然思い立った」

「自身が抹殺事件を起こせば法律が変わるきっかけにもなる」(その理由について)

「重複障害者がいなくなることで国家的に経済的な負担が軽くなり、その結果、救われる命がある」




「ヒトラーの思想が2週間前に降りてきた」


供述内容
「辞めさせられて恨みがあった」
「私は意思の疎通ができない人たちをナイフで刺したことは間違いありません」

「(複数の障害がある)重複障害者が生きていくのは不幸だ。不幸を減らすためにやった」


植松聖容疑者を知る人の声

小学校時代の友人

「まじめというのが第一印象だった。アニメの登場人物のまねをして周囲を和ませたこともあった」

大学卒業後、就職した飲料配送業の関係者
「非常によくやっていた。ムードメーカー的に。(入社約半年後)『介護関係の仕事がしたい』と辞めた」

容疑者が通っていたクラブの従業員
「2~3年前から植松容疑者らの間で危険ドラッグがはやっていた」

知人
「絵に描いたような麻薬中毒者」
「大麻以外にも手を出していただろう」

容疑者自宅近くに住む73歳の男性
「あいさつもするし、話し方も明るく腰が低い好青年」
「入所者に暴力を振るったとかうわさで聞いた」
「凶暴な性格では一切なかった。ニュースを聞いてがくぜんとした」

「ごく普通の家族。両親と長男だけだと思う。トラブルらしい物音を聞いたのは1度だけ。4~5年前、長男が上半身に入れ墨を入れたとき。母親が畳をたたいて怒っていた」
「虫が出るから、家の敷地内の草むしりをして」と頼むと、
友達を呼んでやったこともあったという。

3~4年前の大雪でも、雪かきを一緒に行った。最後に会ったのは5日前で、
「殺人の兆しなんてなかった」
この男性の話によると数日前にも容疑者に会い挨拶も交わしたが特段変わった様子もなかったと話している。





近所に住む37歳の女性

「よく中1の息子と鬼ごっこをしてもらった」
「彼女らしい女性と犬を散歩したりもしていた」
「凶暴な性格では一切なかった。ニュースを聞いてがくぜんとした」

容疑者を知人である女性の父親
「精神的には不安定で切れやすく、素行が悪いとして近所では有名だった」

今年の1月、電話で会話した友人
 「『やまゆり園で障害者を殺す』と。

もう殺人です。障害者の人を全員殺して、障害者に使っている税金を使わなくして世界にお金が回るようにみたいなことを言っていました。

本人いわく『神からのお告げだ』という発言はしていました。全然理解できないです。そこで口論になって連絡とらなくなった感じです」

容疑者自宅近くに住む、過去に津久井やまゆり園で働いていた74歳の女性

「人付き合いもいいし、あいさつもする。こんな大それたことをする人ではない」
「施設で暴力を振るうなど問題を起こしている

『要注意人物だ』

と聞いたことがあったので、もしやと思った」


知人
「性格的に言うと今時めずらしい、いい青年。ちゃんと挨拶できるし、ニコニコしてるし、話せば分かるし。クビになったという話はうわさで聞いたけど。患者さんに暴力をふるったみたいな話はちらっと聞いた」

元同僚
「(植松容疑者が入居者に暴力をふるうのを)職員が見かけた部分もあった。(暴力は)1回2回じゃなかったと思う」

容疑者に入れ墨を施した彫り師

「障害者を皆殺しにしたい」

と相談してきた。

「もっと違うことを考えろ」を叱った。

しかし説得することは叶わず疎遠になったという

今月上旬、容疑者と会った知人ら

「SEALDs(学生運動グループ)にならった抗議活動をすると。

『安楽死』に関しての抗議活動。

(植松容疑者は)人をたくさん集めて活動しているらしく、自分が聞いたときは、

『12〜13人活動メンバーがいる』と。

(植松容疑者が)リーダーと聞いた」

「体の不自由な高齢者を安楽死できるように求めたい」と話していた。

「クソババアが動けねえんだから、何やってんのか、わかんねえんだよ ばか野郎」

と目の焦点が合わない状態で話していた。

「目標を達成できたら、いつ死んでもいい」と言っていた。

津久井やまゆり園の園長
「今年2月に衆院議長に手紙を持参したころから、

急に『障害者はいなくなった方がいい』と発言するようになった。理由は分からない」

 小学生時代の植松聖容疑者は、人見知りもせずとても明るい性格でクラスメイトらとも仲良く遊んでいたという証言から極々普通の小学生だったようです。

高校生の頃にも級友から明るい性格だったと証言されている。
また小学校の教諭を目指していると、友達に話していたと言うことから教員である父親の生き方に影響を受けると共に、イジメを受けるようなこともなく 楽しい学校生活を送ってきた様子が伺える。

 大学入学後には教師になるという目標を達成するべく、教員免許状取得を目指す。教育実習では担当教諭のアドバイスを素直に聞き授業に活かすなど問題のない様子だったそうだ。
しかし理由は定かではないが教員免許を取得できたにも関わらず、教師への道を諦める。

 大学卒業後は運輸系の企業に勤めるも安い給料に不満を持ち退職。

その後「津久井やまゆり園」でアルバイトを始める。2012年12月に非常勤として勤め始める。2013年4月には雇用形態が常勤職員になった。

 2015年6月にJR八王子駅前で酔っぱらった状態で男性と喧嘩。軽傷を負わしたことで書類送検されている。

衆議院議長公邸に行き入所者殺害をほのめかす手紙を渡す。

 2016年2月14に植松聖容疑者は衆議院議長公邸を訪れ係員に手紙を渡そうとするも断られ、それにもめげずに
翌日の15日に渡したという。その内容は入所者への大量殺人をほのめかす 殺害予告にも受けとることができる。

衆院関係者らは辞退を重く見たと見て一連の旨を警察に通報し、その日の内に神奈川県警津久井署に報告したという。

 問題の手紙だが、その画像を掲載すると共に書き起こしもしてみる。

衆議院議長大島理森様

 この手紙を手にとって頂き本当にありがとうございます。
私は障害者総勢470名を抹殺することができます。
常軌を逸する発言であることは重々理解しております。しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。
 障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
フリーメイソンからなる□□□(伏せ字)が作られた□□□を勉強させて頂きました。戦争で未来ある人間が殺されるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができます。
今こそ革命を行い、全人類の為に必要不可欠である辛い決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。
世界を担う大島理森様のお力で世界をより良い方向に進めて頂けないでしょうか。是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います。
私が人類の為にできることを真剣に考えた答えでございます。
衆議院議長大島理森様、どうか愛する日本国、全人類の為にお力添え頂けないでしょうか。何卒よろしくお願い致します。
植松聖の実態

 私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する決意を持って行動しました。
今までの人生設計では、大学で取得した小学校教諭免許と現在勤務している障害者施設での経験を生かし、特別支援学校の教員を目指していました。それまでは運送業で働きながら□□□が叔父である立派な先生の元で3年間修行させて頂きました。
9月車で事故に遭い目に後遺障害が残り、300万円程頂ける予定です。そのお金で□□□の株を購入する予定でした。□□□はフリーメイソンだと考え(□□□にも記載)今後も更なる発展を信じております。

 外見はとても大切なことに気づき、容姿に自信が無い為、美容整形を行います。進化の先にある大きい瞳、小さい顔、宇宙人が代表するイメージそれらを実現しております。私はUFOを2回見たことがあります。未来人なのかも知れません。
本当は後2つお願いがございます。今回の話とは別件ですが、耳を傾けて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。

医療大麻の導入

 精神薬を服用する人は確実に頭がマイナス思考になり、人生に絶望しております。心を壊す毒に頼らずに、地球の奇跡が生んだ大麻の力は必要不可欠だと考えます。何卒宜しくお願い致します。私は信頼できる仲間とカジノの建設、過すことを目的として歩いています。
日本には既に多くの賭事が存在しています。パチンコは人生を蝕みます。街を歩けば違法な賭事も数多くあります。裏の事情が有り、脅されているのかも知れません。それらは皆様の熱意で決行することができます。恐い人達には国が新しいシノギの模索、提供することで協調できればと考えました。

日本軍の設立。刺青を認め、簡単な筆記試験にする。
出過ぎた発言をしてしまし、本当に申し訳ありません。今回の革命で日本国が生まれ変わればと考えております。
作戦内容

 職員の少ない夜勤に決行致します。 重複障害者が多く在籍している2つの園【津久井やまゆり、□□□)を標的とします。 見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず、速やかに作戦を実行します。
2つの園260名を抹殺した後は自首します。

 作戦を実行するに私からはいくつかのご要望がございます。 逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせて下さい。心神喪失による無罪。 新しい名前(□□□)、本籍、運転免許証等の生活に必要な書類、美容整形による一般社会への擬態。 金銭的支援5億円。これらを確約して頂ければと考えております。

 ご決断頂ければ、いつでも作戦を実行致します。 日本国と世界平和の為に何卒よろしくお願い致します。

想像を絶する激務の中大変恐縮ではございますが、

安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております。

植松聖(うえまつ さとし)

 細かいセンテンスを見るときちんと文章になっているように見えるが、本人も言っている通り非常に恐ろしい内容を淡々と述べている。 さらには本人の言う障害者を抹殺する作戦とやらを遂行することで、日本が抱える高齢者問題の一部を解決できることから自らを英雄視していることが見て取れる。 報道で周知されていると思うが容疑者は大麻に手を出していることが判明しており、それを摂取することによる副作用の1つである誇大妄想を体現したかのような文章だ。

職場を退職、犯行へ

 その後、植松聖容疑者は職場の同僚に「重度障害者は生きていてもしょうがないので、安楽死させた方がよい」と話したことから施設側は容疑者と面談を重ね考えを改めさせようとするも 話はこじれ、容疑者本人の都合で会社を退職することになった。しかし今後の危険性を感じた施設側は警察に通報。警察は危うい精神状態にあると見て、相模原市へ連絡し医師の診断を経て、強制的な入院である措置入院を決定した。

 入院先の病院で尿検査を行ったところ大麻の陽性反応(所持は違法だが、使用については禁止条項がないので違法ではない)が出たと言うことで、引き続き入院。

 措置入院を経て容態も落ち着き危険な兆候もみられなかったことから、入院からの12日後である3月2日に退院することになる。

 そして本日、凶行に至るわけだが、その動機について報道当初は入れ墨が見つかったから、施設を解雇されたからだと言われていたが、施設は自己都合で退職しており、 手紙書いてあるとおり本気で障害者を抹殺することが、国民の幸せになると言う極度にねじ曲がった妄想から犯行に及んだと思われる。




 今回は狂った理想に取り憑かれた1人の男の凶行ために施設の障害者19名が死亡し26名を重軽傷を負う戦後最悪の大量殺人事件になってしましました。

 亡くなられた方々にご冥福をお祈りすると共に、傷害を受けた方々やその家族にお見舞い申し上げます。