新シリーズ(笑)
ピーナッツママの昔話本

ピーナッツママが、本当に体験した実話シリーズですキラキラ

バカバカしい事も含め、たまに書きますので、もし良ければお付き合い下さいねにひひ

あ、ちなみに、文章書くのは苦手なので、おかしな所もあるかもしれませんので、あしからずあせる

【 不思議なお年寄り 】

私が、小学校1年の時、東京の日野市のとある場所に、父が初めて一軒家を建てたのですが、山の斜面が住宅地になっていて、住宅地を抜けるとそこは山の中。
同じ並びに住んでいる、一つ年上の女の子のお友達、まゆみちゃんと、その山の中に探検に行きました。

目的は、この山の中に、狂犬病の犬を飼ってるおじいさんが住んでいて、その犬に噛まれると、狂犬病になるという、怖い噂のそのおじいさんの家を探しに。。。

子供って、好奇心旺盛ですが、自分でもよく行ったと思います。。。

そして、そんなに歩き回る事なく見つけたんですよ。
山の中に建つ古い家を。
ゴミか何かを燃やしているのか、庭から煙がたっていて、その、狂犬病だと噂の犬も、姿が見えなかったけど、確かにワンワン吠えていたんです。

ここだ~っ!

と、思った時に、おじいさんらしき人が家の中から出てきて、私とまゆみちゃんは怖くなって、一目散に逃げたんです。

そして、辿り着いたのが、山の中の小さな神社。でも、私達がいるのは、神社の上。ちょっとした崖になっていて、神社の境内に降りるには、崖の脇の急な斜面しかないんです。

崖の上から、境内を見下ろすと、そこには、老人の方々が、10人以上いて、お弁当か何かを食べていたんです。

怖い噂の、おじいさんの家から山の中を逃げてきて、神社の境内に人がたくさんいるので、ホッとした私とまゆみちゃん。

さぁ、急な斜面を降りようとした時に、まゆみちゃんが足を滑らせて、崖から、落ちてしまったんです。。。

忘れもしない、大の字になって落ちていった光景( ;´Д`)

私は慌てて、斜面を滑り降りて、落ちていった、まゆみちゃんの元へ。。。

幸い、まゆみちゃんは無事で、額と口の中や、膝を少し怪我しただけでした。
実際は崖と言っても、そんなに高くはなかったのだと思います。

境内の真ん中に、水飲み場の水道があったので、そこで、まゆみちゃんの血を洗い流しながら、まゆみちゃんは、この事は絶対に誰にも言わないでね。 と、私に言いました。

すると、そんな私達の所へ、おばぁさんが1人やってきて、
「危ないから気をつけなさいね。」
と、一言だけ。。。

私とまゆみちゃんは、「はい。」と、答えて、これまた一目散に帰りました。

おかしくないですか?
あんなに沢山、お年寄りの方たちがいて、目の前で、女の子が上から落ちてきたんですよ。

もっと、ビックリして、大騒ぎしてもいいくらいなのに。
後から後から、何故、みんな知らんぷりなのか、何故、お年寄りたちの話声もしなかったのかとか…

今でも、不思議な出来事なんですよ。

もちろん、まゆみちゃんとの約束通り、私はその後、何年もこの話は内緒にしていたんですよ。

小学校3年生の頃に、私たち家族は引越しをしてしまって、その後、まゆみちゃんとは会ってないし、顔も忘れてしまいましたかお

が、この出来事は、ずっと忘れられません。

考えれば、考えるほど、山の中のおじいさんは、普通のおじいさんで、狂犬病と噂の犬も、ごく普通のワンちゃんだったと思いますわんわん

それよりも、神社で見たあのお年寄りたちの方が。。叫びはてなマーク

怖いと言うより、不思議です。


終わり。






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