別れがあれば、出会いも… | さこのブログ☆半分本気、半分冗談

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この1週間、ミー太郎が亡くなったと言う記事を書いてから多くの方が訪問して下さいました。イグアナはペットとしてマイナーで、自分の記事も生活記録並みの下らないものでした。にも関わらず、沢山の方が愛して下さり、心配して下さり、それがミー太郎の弔いになるでしょう。本当にありがとうございました。

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お葬式の日、スタッフにミー太郎の棺桶を渡した時…亡骸の中にはもうミー太郎の魂は居ない、これから火葬されたら姿も消えてしまう。そう考えるとまた悲しくなってきた。


そのとき、足元で生き物の視線を感じた。受付に繋がれていたスタッフの飼い犬だ。どんな種類か知らないが、華奢で寒がりなのか分厚い洋服を着ている。ちょうど尻尾を取ったミー太郎位の大きさかな?


「何だ、イヌか…」


こんな時に知らない犬と遊ぶ気になれないけど、犬に挨拶くらいしようと思って、しゃがんだ。すると犬は、お悔やみ申し上げますと慰めるような眼で見上げて、立ち上がって細い前足をカリカリとやって来た。この感じ何かに似てる…。






ご飯をおねだりしてよじ登ってくるミー太郎だ!!顔の大きさや形もミー太郎と同じ位。しかも、鳴かない(吠えない)、臭いもしない。そう思うと可愛く思えてきた。犬は無言で見つめては前足をカリカリ。さすがペット葬儀社の看板犬(;゜ロ゜)慰めるかのように、空気を察しながらカリカリ。




犬には興味がなかったのに、この犬が妙に気になった。ミー太郎が会わせてくれたような気もした。息子も同じことを考えていて、犬種を調べていた。この犬を知れば知るほど好きになって、店に直接見に行ったり、別の場所に出掛けて沢山のこの犬と触れ合ったりした。


「お迎えしようか。ロッキーも監視するモノが居ないし(笑)」

「犬が何かしても上から睨んでるだけだけど(笑)」

「部屋を片付けて犬もイグアナも人間も暮らしやすいようにしようか…。」

「ミー太郎にしてあげられなかった分も。」


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今日の講義中、学生達に笑顔で言えた。

「先週のノート誤植だらけじゃないかな!?講義前にペットが危篤だと連絡があってね、動揺しながらやってました。講義すっぽかして帰ろうかと思ったよ。165㎝のイグアナですが、長年暮らすと皆んちの犬なんかと同じ。結局亡くなりましたが。お葬式しましたよ、3万5千円でした。」


教室がザワついた。そう言えば、先週の金曜は春みたいな気温だった。今日もまた暖かい。

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