子供達は二人とも学校に行った。
娘は部活動の顧問に道場であった色々なことを話した。
「…そういうことなので、師範から私の悪い話が来たとしても信じないで下さい。」
部活の顧問は
「何言われても気にしないから(笑)」
と笑って答えたそうだ。仲間や先輩にも話した。
「酷いな、それ」
「かわいそうに」
娘には、守ってくれる先輩や仲間、先生がいる部活の友達に話して、発散して、打ち込んで過ごすうちに、時間が傷を癒やすのを待とう。
一方、息子も自分で環境を整え始めた。道場を辞める前後の精神的な辛さ&空手をする場を奪われたショックで、1週間何も手につかなかった。それが、昨日やっと学校の同好会の顧問に相談することが出来た。道場を辞めた経緯を話し、自主トレするためのサンドバッグを吊るせる場所を確保したいと頼んだ。顧問は話を聞いてくれて、週3日、スペースを提供してくれることになった。学校の友達からは
「空手やめるなよ」
「道場辞めたなら、俺、同好会入るから一緒にやろうぜ」
等のメッセージを貰った。ずっと無気力だったのが、やっと道場探しを始めた。
まだ二人とも心の傷は癒えてない。その話題になるとひどく激昂してしまったりする。娘は相変わらず
「あの道場は存在しちゃいけない」
「他人にしたことは自分に返ってくることを思い知るべき」
と言う。でも酷い人達もいれば、普通に暖かい人達の方が多い。そういう沢山の仲間に救われたんだろうな、少し表情が明るくなった気もする。旦那と、1週間様子を見ようと相談した。そう言う旦那はずっと鹿児島…だけどw
ところで、今回の件の二次的な被害者↓
「勘弁してくれよ、飯抜きは酷いよっ」
あの日、誰もお前に飯やってないのを気付かなかったという…すまん、ミー太郎