――― 二年後 ―――


休暇をとって本社から地元に帰ってきた


先輩の朝美さんと長老と私で会話しているときに


ふと思い出して聞いてみた


「なんで、あの時オッパイだったの?」


「あの時、オッパイパブへ行った直後で


オッパイのことが頭から離れなかったんですよ」


「なにそれどんなとこ?何するところ?」


喰いつく朝美さん


長老の話をまとめると


薄暗い店の中で女の子を、膝に乗せ


胸を揉んだりする店らしい


「それって服の上から?下から?」


などと質問攻めの朝美さん(笑)


そこからは書けないくらい卑猥な話になっていき・・・・




イヤーーっ!!聞きたくない!!(>_<)




理想のパパ像を想像して


違ったから、裏切られたなんて


自己中だとは思うが、聞きたくなかった(泣)




長老の話ではパブが楽しいのではなくて


みんなでワイワイ騒ぎながら行くのが


楽しいのだそうだ


遠足と一緒で行く道中が、楽しくて行ったそうだ



それから長老を見る目が少し変わったのは


いうまでもない話です(笑)





事の発端は2年前


当時、求人広告に載せる職員の集合写真を


とらなければならなかった


カメラマンは長老



一枚目


見事なまでに全員が無表情な怖い画像が・・・・(笑)


こんな画像では応募もしたくなくなるだろうと


撮り直し




二枚目


不自然な笑顔が・・・(笑)


無理矢理やらされている感じが伝わってしまう


ということでまた、撮り直し



三枚目


ネイビーから長老に


「全員を笑わせてください」


との無茶ブリが・・・


しばらく考え込む長老


――― 数十秒経過 ―――


ネタが決まったのか


「はい、いきますよー」


「オッパイ」



予想もしなかった微妙な下ネタに


全員が笑ってしまった


撮影は成功したが・・・


なぜオッパイなんだ?



私の実父のことではなく長老のことである


私とネイビーは長老のことをパパと呼ぶ



なぜなら、彼には4人も子供がいて


携帯の待受は子供の画像だったり


名札の裏に子供の写真を入れていたり


タオルは娘の使わなくなったキャラクター物を


使用していたり etc


生活を子供中心にしている父なのだ




そんな彼は今年の3月まで、単身赴任で3年間


本社で勤務していた


どんなにつらいことだったのだろう・・・



子供もいない私には想像もつかない


なんて思っていると・・・・