甘味屋哭糖のブログ

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浮遊戦車の数は残り3機。

その全ての銃口が私に向けられた。

機能を停止し赤いアラートランプが消えた機体が刺さったままのクロガネを振り回し、一斉弾幕から身を守る。

弾道から隙を見つけ出し、剣先の遠心力が最大に近付いたときに手首を反し浮遊戦車からクロガネを引き抜く。

鋭い勢いを持った鉄の塊が他の浮遊戦車を巻き込み衝突、そして爆発した。

堕とせたのは直撃を受けた1機。

まだ回転の力が残っているクロガネを、衝撃でバランスを崩したもう1機に投擲する。

直線の軌跡を描きながら空を切った大剣は浮遊戦車の中心に突き刺さった。動力ドライブの出力が消えていく音と同時に機体各所のランプが輝きを無くす。

最後の1機から放たれる銃弾をくぐり抜け、一気に距離を詰め、側面に回ると機銃の銃身を左手で握り込んだ。

銃身の熱で皮膚が焼ける音と、それにより手の平に伝わる痛み。

構わず左手で機銃を浮遊戦車から引き抜き、即座に設定を手動操作に切り換える。そして、機体に捕まり片手に機銃を持ち、零距離で浮遊戦車の外装に穴を開けていった。