気温が下がって来たなと思ったら❄️
屋根に薄っすらと積もって来ています
それではつづきをどうぞ
つづき㊹
二人は車に乗り込み、温泉施設を探す。
「あっ」とその存在に気付いた時には入り口を過ぎていて、停まろうとするも運悪く後続車。
仕方なく車を先へ走らせ、次の信号で停まる。
「どうする?引き返す?」
あなたが余り乗り気でないのが伝わって来る。
「温泉ではないと思うけどこの後、二人でお風呂に入ればいいか?」
あなたの言葉に異論などある訳がない。
わたしの心と身体は少しずつ熱を帯びて行く。
温泉を諦めインターに向かって車を走らせる。心なしかあなたの気も急いている気がする。
「ピー」
突然鳴り響く警告音。
驚く二人。
その後も警告音は鳴り続け、STOPの表示がされる。
慌てて車を端に寄せエンジンを切るあなた。
何が起こったのだろう?
恐る恐るエンジンをかけてみる。
かかった。
騙し騙し車を走らせる。
暫くするとまた警告音。鳴っては止まり、大丈夫か?と安心した頃、再び鳴るの繰り返し。
流石に不安になったあなたは無事にわたしを家に送り届けることだけに集中する。
幸いにも道は空いていて一時間足らずでわたしの家まで辿り着く。
足首を痛めたわたしを気遣い、いつもの場所ではなく家の近くまで送り届けてくれると言うあなた。
家の少し先で車を停めると、そこで帰り仕度をするよう言われ、
「忘れ物はないね?このまま家の直ぐ傍で停めるから荷物を持ってサッと下りるんだよ。」
そう言ってわたしの唇にそっと触れる。
わたしの心と身体は一気に熱を帯び、離れようとするあなたの首にしがみつく。
「家の近くで駄目だよ。ほら、人が見てるよ。」
それはそうだけど、あなたは欲情しないの?
わたしはあなたの瞳を見つめ再びのキスをねだる。
触れるか触れないかのキスに、
「愛情が感じられない。」
と拗ねると、困った顔をしながらもあなたはわたしを強く抱きしめて熱いキスをしてくれる。
神様の悪戯でまたも抱き合うことを赦されなかった二人。
切ない気持ちを抱えたまま家の扉を開けるわたし。