おはようございます😊
今朝も寒いです
春が待ち遠しいところですが…
花粉は⤵︎
それではつづきをどうぞ
つづき⑦
翌週も予定通りに連日の忘年会。
けれどそんな中、あなたの行動に変化が生まれる。
初日の月曜日から二日連続で一次会だけで帰って来たと言う。
わたしはとても嬉しくて、あなたがわたしの気持ちを理解しようとしてくれているのだと感じる。
一次会だけなのでお酒の量も少なく二人の会話も増えて行く。
そのほとんどは日常の取り留めのないものだったけれど、それでも幸せだった。
ちょうどその夜はわたしの大好きな消えてしまいそうなほど細い月が出ていた。
以前、心の余裕がなくなると空を見上げることもなくなると言っていたあなたに、
「圭さん、今日は三日月だよ。細い細い大好きな月。
圭さんに空を見上げる余裕がありますように。」
ちょうどその頃、忘年会に向かっていたあなた、
「こっちは見えないよ。今から忘年会。帰りにまた空を見てみるね。」
三時間後、
「既にもう少しで自宅だよ。さっき新宿で空を見上げたけど、月がどこにもなかったよ。」
そこから月の話となり、細い月のその儚さが堪らないと言うわたしに、儚いのは嫌いで何にでも力強さが欲しいと言うあなた。
「相変わらず正反対の二人だね」と言うと「そうだね」とあなた。
「でもおそらく自分にないものを好むんだと思う。」
「自分にはない感覚を求めて惹かれ合うんじゃない?」
二人のメッセージは同じタイミングで届く。
「気が合う。」
「こう言うところは気が合うね。」
「同じだ(笑)。」
「また同じ。」
その後も二度も同じタイミング。
いくらすれ違ってもこう言うところがあなたとわたしを繋いでいる気がした。
翌日の水曜日の朝、今日も早く帰ると宣言していたあなたであったが、午前零時少し前に「今日は駄目だった」とメッセージが届く。
そして迎えた木曜日、また二人の歯車が狂い始める。
その日丸一日、あなたから連絡は来なかった。
ほんの数日前に二人の連続会話記録は途切れてしまっていたけれど、また一日一日その記録を延ばして行きたいと思っていた矢先。
再び訪れた哀しい出来事にわたしは呑み込まれて行く。