EXILE◆STORY
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夕焼けゾラ◆第4話◆天使



あの夢のような日から


数週間たった ある日


私の元に

1通の手紙が届いた。


そう、


その封筒には

はっきりと


『LDH』


という文字が刻まれていた。



まさかと思った



私はその封筒を

破らないように

ゆっくり丁寧に開封した。



中に入っていた

紙をひろげてみると

まさかの


『一時審査通過』


という文字。







えぇぇぇ


ぇぇぇぇ!!!!


私が


全然歌えなかった


私が


一時審査通過!?



夢!?


それとも

またキセキ!?


驚きの結果に私は

唖然としていた。



あの日のことを

また思い出す。



========


(MAKIDAI)あっ

       ちょっと待って!

       名前

       聞いてない^^


(かなえ)あっ

      中原かなえです^^


(MAKIDAI)かなえちゃんね

       ありがと

       頑張ってね

       バイバイ^^


========


まさか


MAKIさんのおかげ!?


だから私に名前を

聞いたのかも…


ってか

よく考えたら

MAKIさんこんな事して

いいのかなぁ


歌ってもない子を

合格にするなんて…


でも、

よく考えたら

これは一時審査


少しでも

夢見させてくれたのかなぁ・・・


せっかくMAKIさんが

私にチャンスをくれたんだ


これがきっと

最初で最後のチャンス


今まで

自分なりには

頑張って練習してた

つもりだった。


でも、私なら

もっと

もっと

頑張れる!!



MAKIさん

私を強くしてくれて

ありがとう


感謝しきれないくらい…



これからは

自分の力で

絶対夢を叶える!!



そう思うと

私はボイトレを始めた。







ーーーーーーーー




MAKIDAI

Side




俺はその声を

聴いたとき

天使のような声

だと思った。


その子は

悲しそうな顔をして

いるように見えた。


でも違った。


歌を

歌い始めたとたん

彼女の顔は変わった


すごく幸せそうな

歌う事が大好きって

伝わってくるようだった。



その子が

唄い終えたとき

俺は思わず拍手した。



ーパチパチパチー



俺らに気づいたその子は

すごい驚いた顔をして

動揺していた。



(KENCHI)驚きすぎ^^

       歌うまいね


一緒にいたKENCHIが

話しかけると彼女は

(かなえ)そっそんなことないです


とおろおろしながら答えた

(KENCHI)もしかして

       今日オーディション

       受けた子!?


(かなえ)あっはっはい


そういわれると

見覚えがある。


あっ


あの時の

歌えなかった子だ



(MAKIDAI)覚えてるよ

        歌えなかった子でしょ


(かなえ)・・・はぃ。


(KENCHI)あっあの子!?


なんで

歌わなかったのか

本気で分からなかった

俺はその子の気も知らず

直に言った。


(MAKIDAI)上手いじゃん

       歌。

       もっと自信持って

       歌えば良かったのに・・・


(かなえ)そんなことないです

      私なんか・・・


すると

彼女の目には涙が


えっ


どうしよ


傷つけちゃった!?


(MAKIDAI)ごめんっ

       そんなつもりじゃ

       なかったんだけど・・・


(KENCHI)あぁあ

      MAKIさん女の子

      泣かせちゃダメですよ


(MAKIDAI)うわぁっ

       どうしよ 俺

       ほんとゴメン

       うわぁ~


俺めちゃめちゃ焦ってる


カッコ悪ぃ


(かなえ)っぷ

     

(MAKIDAI)え!?


なんで

吹き出したの!?


(かなえ)そんなに焦らなくても^^


(KENCHI)MAKIさん焦りすぎですよ^^


あぁ^^;

焦りすぎ!?




そしてもう一度

彼女の歌を聴いて

俺は確信した。


この子

ただものじゃない。


だから

別れ際俺は

こう言ったんだ。


(MAKIDAI)あっ

       ちょっと待って!

       名前

       聞いてない^^


夕焼けゾラ◆第3話◆キセキ

そこには・・・


笑顔のKENCHIさんと・・・


MAKIさん!!


(かなえ)えぇぇぇぇ!!!

      どうして!?

      夢っ!?


私はすごい動揺してた


(KENCHI)驚きすぎ^^

       歌うまいね


(かなえ)そっそんなことないです


(KENCHI)もしかして

       今日オーディション

       受けた子!?


(かなえ)あっはっはい


(MAKIDAI)覚えてるよ

        歌えなかった子でしょ


(かなえ)・・・はぃ。


(KENCHI)あっあの子!?


(MAKIDAI)上手いじゃん

       歌。

       もっと自信持って

       歌えば良かったのに・・・


(かなえ)そんなことないです

      私なんか・・・


今になってまた

目に涙が浮かんできた


(MAKIDAI)ごめんっ

       そんなつもりじゃ

       なかったんだけど・・・


(KENCHI)あぁあ

      MAKIさん女の子

      泣かせちゃダメですよ


(MAKIDAI)うわぁっ

       どうしよ 俺

       ほんとゴメン

       うわぁ~


MAKIさんが焦ってるのを

見たらなんだか

おかしくなってきた


(かなえ)っぷ

     

(MAKIDAI)え!?


(かなえ)そんなに焦らなくても^^


(KENCHI)MAKIさん焦りすぎですよ^^


(MAKIDAI)二人して笑うなよ

       あのさぁ・・・

       もう一回唄ってくれないかなぁ


(かなえ)えっ!?


(MAKIDAI)キミの歌

       もっと聴きてみたい


(かなえ)そっそんな


(KENCHI)俺も聴いてみたいです


私は正直困った


でも、こんな機会二度とないから

後悔したくないから

唄うことにした


(かなえ)じゃぁ聴いてください


曲はオーディションで

唄うつもりだった

Happinessちゃんの

Kiss Me


♪~Kiss me

   初めてキスした

   あの冬を忘れない

   ふるえる二人照らしてた

   moonlight

   もう戻れないのかな

   the very first day

今じゃ二度と

   Please Kiss me


ーパチパチパチー


(かなえ)ありがとうございます^^


(MAKIDAI)なんかキミの声って

       すごい心にくるね


(KENCHI)わかります

       その感じ


(かなえ)なんかお2人に

      聴いてもらえて

      スッキリしました^^


(KENCHI)いやいや

       頑張ってね


(かなえ)ありがとうございます!!

      頑張ります!!

      じゃあMAKIさんと

      KENCHIさんも

      頑張って下さい^^

      応援してます!!


私は帰ろうとした


(MAKIDAI)あっ

       ちょっと待って!

       名前

       聞いてない^^


(かなえ)あっ

      中原かなえです^^


(MAKIDAI)かなえちゃんね

       ありがと

       頑張ってね

       バイバイ^^


(KENCHI)バイバ~イ


(かなえ)さよなら



キセキが起こった

まさか

MAKIさんと話せるなんて・・・


今でも夢のよう

      

夕焼けゾラ◆第2話◆後悔



どうして

どうして

こんなふうになっちゃったんだろう



自分なりに

毎日練習したし


緊張にだって

特別弱いわけではない。


きっと

怖かったんだ


今までずっと

憧れていた人の前で

歌うことが。。。


才能のある

人たちと比べられることが。。。


弱いなぁ。。。

自分。



はぁ・・・



私は深くため息をついた



でも

私は歌が大好きだ。


この気持ちに変わりはない


歌って人の気持ちを

素直に表現することができるから


自分が一番自分らしくあれる瞬間。



夢は叶わなかった。


私が弱かったから。



そう考えてると

急に歌が唄いたくなってきた。


大好きな歌。


今なら上手く唄える気がする


・・・唄おう


今この気持ちを


スゥゥ


♪~必ず夢を持つとか 

   背負わなくていい

   ただ生きよう

   その中でもし

   希望の光が見えたなら

   ずっとずっと信じていて

   いつの日か僕らは

   もっと強くなれる

   愛を知るために

   もっと強く生きていこう



私の一番好きな曲


どんなにつらい時でも

この曲を聴いたら

前向きになれる


もしかして

今までの中で

一番上手く唄えたかも^^



ーパチパチパチー


(かなえ)えっ


もしかして誰か聴いていたの!!


恐る恐るふりかえると


そこには・・・



■□■□■□■□■□



読んでくれた皆様

ありがとございます^^


ここで

皆様に質問です!!


これからの

登場人物で

出てきてほしい

人物の名前や

メンバーいたら

気軽に教えて下さい^^


もしかしたら

リクにお応えして

貴方のリクした

人物が小説に

登場しちゃうかも!!


ということでリク待ってます^^



あと・・・

皆様のブログなどで

宣伝して頂けたら

すごく喜びます


ずうずうしいですが

良かったらお願いします☆

夕焼けゾラ◆第1話◆最悪の始まり



日が落ちて


空が赤く染まっていく頃


私は薄暗い


ビルの裏道で


泣いていた。。。



その暗い影に


夕日がさした。。。








私は

中原かなえ


EXILEを愛してやまない

中学生。


私は今日


EXILE Presents


VOCAL BATTLE

AUDITION 3


の一次審査会場にいた



私は自分で言うのも

なんだけど歌には少し

自信があった。


歌う事が大好きで、

楽しくて。。。


小さい頃から

歌手になりたいと

思っていて

このAUDITIONを

うける事を決意した。



そして今日

AUDITIONを

うけにきたが

そこは私が考えていたより

すごい場所だった。


並んでいるときの

周囲からの熱気。


目の前で歌っている人の

レベルの高さ


皆この日のために

命かけて唄ってるって感じが

ひしひしと伝わってきた。


それでも

私の順番は回ってきてしまって・・・


心臓は今まで経験したことのないくらい

すごい音をたてている。


深呼吸

深呼吸


そういって

自分に言い聞かせる。


そして顔をあげて

前を向いた

その時


深呼吸して

落ち着いたはずの

心臓は


深呼吸する前よりも

遥かにすごい速さで

鼓動をうちはじめた。


だって


私の目の前には


私の大好きな


大好きな


MAKIDAIさんが


居たからだ。



スタッフさんが

私の方を向いて

手を動かす


3


2


1


そこで歌い始めなければ

いけなかった。


でも私はそれどころじゃない


声がでない。


スタッフさんが困っている


MAKIさんがこっちを

心配そうに

見ていた。


(かなえ)スイマセンっ


そういって

私は走って会場から

逃げ出してしまった。






それから今に至る。



日はもう暮れかけていた。






■□■□■□■□■□



こんにちわ


麗那です



今回から新作始めました^^


更新はまちまちに


なるかもしれませんが


頑張るので


お願いしますチョキ

夏に出逢った奇跡☆最終話☆未来

あれから
私は眠れなかった

だって
まさか憧れのてっちゃんに
告白されるなんて・・・

でも...
私は断った。

キモチが直人さんの方を向いたまま
哲也さんと付き合うなんてできない

てっちゃんは
大好きな人だけど
それ以上に大切な存在が
私には居るんだって
改めて思った


.

.

.


考え事をしていてぼーっとしていたら
携帯の着信音が鳴った

直人さんからだった


(直人)『もしもし
こんな時間にゴメン
今から会えないかな?』


私の答えはひとつ


直人さんに
逢いたい。


(玲香)『あっはい。
何処ですか?』

(直人)『じゃあ...
駅前のカフェで』

(玲香)『はいっ
すぐ行きます』

私は電話を切るとすぐに
準備を始めた


もう一日の終わりだったから
化粧も崩れかけてたし
髪もボサボサになりかけていたけれど

そんなの
気に掛からない

ただ1秒でも早く
直人さんの優しい笑顔が見たい。


そう思ったら
気がついたら私は
走ってた。


待ち合わせ場所に
着くころには
息があがって
ハァハァいってた


カフェの
ショーウインドーから
直人さんらしき
影が見える


(玲香)ハァハァ
直人さん!!

(直人)玲香ちゃん!!
そんなに急がなくても良かったのに

そう言って直人さんは
笑った

その笑顔が見たかったんだ

(玲香)直人さん
私...実はこの前
哲也さんに告白されて...
でも私...わたし...

(直人)そこから先は
俺に言わせて??
俺は
出逢った時から
玲香ちゃんの事が
大好きだったよ
今は大好きじゃ
足りないくらい...

だから...
俺と付き合って下さい


(玲香)。。。

(直人)玲香 ちゃん?

(玲香)スイマセン
嬉し過ぎて...
初めて逢った時の事を
直人さんが覚えてくれてて

(直人)えっ

(玲香)私も実は言うと
あのLIVEの日偶然出逢って
直人さんが気になりはじめたんです。

(直人)じゃぁ...
俺の隣に居てくれる??

(玲香)もちろんです^^

私は
涙が止まらなかった
大好きな人と
想いが通じ合うって事は
こんなにも幸せな事なんだって思った。


こうして私達は
新たな未来を刻み始めた。



.

.

.


私達が幸せでいれるのは
あの夏の運命の出逢いがあったから...

貴女にも
そんな出逢いが訪れますように...

夏に出逢った奇跡☆第24話☆絆


直人Side


わかってる

自分の言った事が
最低だってことくらい


本当は
玲香ちゃんが
大好きで
大好きで
大好きで
誰にも渡したくない。


でも
玲香ちゃんを幸せにできるのは
哲也さんしかいない


好きな人には
幸せになって欲しいから


だから俺は
諦めるんだ



.

.

.

(哲也)お前って
本当に玲香ちゃんが
好きなんだな


(直人)はぁ!?
今更なんですか!?


俺はキレてた


(哲也)とにかく座って

(直人)っはい

(哲也)実は
俺...
昨日
玲香ちゃんに告った

(直人)えっ!?
じゃあ

(哲也)ううん
振られた。

(直人)どうして
ですか!?
だって玲香ちゃんは
哲也さんのファンだし

(哲也)でもな
玲香ちゃんのキモチは俺にはないんだ

(直人)へっ!?

(哲也)俺最低だよな
大事な後輩の好きな子を
好きになって
そのうえ
先に告っちゃって...
だから俺にできる
最大限のことはしたい
俺も直人と同じで
好きな子には
幸せになってほしいからさ

(直人)哲也さん...

(哲也)行ってこいよ
玲香ちゃんのとこ

(直人)でも...

(哲也)行けって
きっと玲香ちゃん待ってるよ

(直人)はい!!
哲也さん
ありがとございます
やっぱり哲也さんは
俺の最高の先輩です^^

(哲也)でも
いくら直人でも
玲香ちゃんを泣かせたら
ぜってぇ許さないからな

(直人)絶対俺が玲香ちゃんを幸せにしますから^^

(哲也)おう!!
早く行けって^^

そう言った哲也さんの目は
涙で潤んでる気がした


(直人)行ってきます


そう言って俺は
大急ぎでまるちょんをでた


俺は
猛スピードで走った
キミに想いを伝えるために...

夏に出逢った奇跡☆第23話☆ケンカ


哲也Side


気まずい

気まずすぎる...


でも
俺は話さなきゃ

そのために来たんだ。


(哲也)なぉ(直人)哲也さん

(直人)実は俺よく考えたら
そんな玲香ちゃんのこと好きじゃないなぁ
って思って

(哲也)えっ!?

(直人)可愛いと思ってたけど
まぁ人並みの可愛さだし
LIVEとか居酒屋とかでたまたま会って
ちょっとときめいてただけかもって...

(哲也).....

(直人)そういえば
明日収録で会う
モデルの〇〇ちゃんに
誘われてたから
そっちに狙い代えようかなぁ


ブチっ

俺の中で何かが
壊れた。


バシッ

気がついたら
俺は直人を殴ってた


(直人)!!いったぁ
何するんですか!!

(哲也)さっきから聞いてたら
都合のいいことばっかり言いやがって!!
お前は何か自分でしたか!?
勇気だしたか!?
俺に頼ってばかりで
自分ではなんも努力してねぇじゃんかよ!!

(直人)...確かに
そうかもしれませんけど
俺知ってるんですよ
哲也さんが玲香ちゃんの事をどう思ってるかくらい!!


俺は言葉が出なかった

(直人)協力してくれるって言ったじゃないですか
信じてたのに...

(哲也)...ゴメン。
そんなつもりはなかっ(直人)良かったですね
両想いで
玲香ちゃんは哲也さんファンですから
お幸せにっ


そう言う直人の目からは
涙が零れていた。


ダメだ

言わなきゃ


(哲也)ちょっと待てよ!!

(直人)なんなんですか!?


(哲也)お前って
本当に玲香ちゃんが
好きなんだな

(直人)はっ!?
今更なんですか!?



俺は

自分の犯した罪を

直人に

言わなければ...


夏に出逢った奇跡☆第22話☆まるちょん

哲也Side




今日は
直人への罪悪感で
トレーニングに
顔を出す気にもなれない


はぁ

休むかぁ

あっ
HIROさんに連絡

=========


今日風邪ひいて
しんどいので
トレーニング
休みます。


=========


はぁ

なんも
やる気でねぇ


俺は
今までに玲香ちゃんとした
メールを読み返してた

そうしていると
HIROさんから
返信が


=========


ふぅん

直人からも
同じ内容のメールあったけど


=========


うわっ

マヂかよ

直人まで休むなんて


=========


そうなんですか!?

偶然ですね


=========


なんで直人休んだんだろ

なんかあるって
気づかれなかったら
いいけど...

あっ
メール!!



=========


今日
午後8時
まるちょん

無理なしで


=========


呼び出し

ってことは
バレてるな((汗


さすが
HIROさん

お見通しなんだなぁ




ー午後8時ー


(哲也)こんばんは

(HIROさん)おう!!
座れ
USAパパ
レモンサワー2つ!!


(USAパパ)あいよ!!


(HIROさん)直人と何があったんだ??

(哲也)えっまぁ...

(HIROさん)俺に言えないようなことか

(哲也)実は...
直人の好きな子を
俺も好きになっちゃったんですよ

(HIROさん)そうなのか...
直人は知ってるのか??

(哲也)言ってはないですけど...
俺協力するって言っちゃって

(HIROさん)で、気まずくて休んだのか

(哲也)はい


ガラガラっ

(USAパパ)はい!!いらっしゃい!!

(直人)こんばんは
あっ哲也さん!!

(哲也)直人!!
HIROさん直人も呼んでたんですか!?

(HIROさん)あぁ
じゃっ俺は帰るから
2人でゆっくり話せよ
(哲也)えっHIROさんちょっと

(直人)そうですよ!!

(HIROさん)じゃ
明日は収録だから飲みすぎるんじゃないぞ!!


(哲也)...

(直人)...

(USAパパ)はい
レモンサワー2つ

(哲也)ありがとございます


まるちょんでは
いつもからは
想像できないくらいの
気まずい時間が流れていた

夏に出逢った奇跡☆第21話☆仮病


直人Side


哲也さんと
玲香ちゃん
いっちゃった

追いかけたかった

でも...

好きな子の
幸せ祈ってやれない男なんて
最低だよな


玲香ちゃんは
哲也さんが
好きなんだから

これで
いいんだ




それから
七海ちゃんと
一緒にいたけど

ずっと落ち着かなくて...
会話も噛み合わないくらい


(七海)直人さん大丈夫ですか??

(直人)あっうん。
そろそろ帰ろうか

(七海)あっはい



その日家に帰ると
疲れた俺は
ベッドに倒れ込んだ





ー次の日ー


朝がきてしまった


気が重い。

今日は
事務所でトレーニングだけど
どうも行く気になれない


今日は仮病しよ


HIROさんにメール

=========

すみませんあせる

今日風邪ひいて
しんどいんで
休みます


=========



はぁ

仮病しちゃった

こんなのEXILEになって
初めて


ダメだな
俺。




HIROさんからメール


=========


そっか
お大事に

ってか
哲也も風邪らしいけど
なんかあったのか?


=========


うっ

図星っ


ってか哲也さんも
休み!?

やっぱ昨日
なんかあったんだな


=========


はぁ


まあ
いろいろありまして...


=========


どうしよ

HIROさんに
仮病って完璧ばれてるなぁ


=========


今日
午後8時
まるちょん

無理なしで


=========


うわっ

呼び出し!?


でも
社長でもあり
リーダーでもある
HIROさんだもん


相談してみよ


なんか
本当に
頭クラクラしてきた


寝よ


夏に出逢った奇跡☆第20話☆過ち

哲也Side


俺は幸せだった


だって好きな娘と
二人で一緒に遊園地デートなんて


さっきから嬉しすぎて
にやけがとまらない


いつまでもこの時間が続く事を願っていたけれど

時間は過ぎていく


あっという間に夕方に


真っ暗になって帰らすわけにはいかないから
悲しいけどそろそろお別れしなくちゃ

(哲也)もうそろそろ暗くなるから帰る??

(玲香)んー
最後に観覧車乗りたいなぁ


まさかの嬉しい返事


(哲也)じゃあ最後に行きますか



俺も本当は二人で観覧車乗りたかったし

なんか心が通じ合ってるみたい



乗ってみると
夕焼けがすごい綺麗だった

(玲香)うわぁ~
綺麗~

玲香ちゃんはそういってはしゃいでいた

ちょっとからかってみようかなぁ


(哲也)ほんとだ
でも、玲香ちゃんのほ

(玲香)[でも、玲香ちゃんの方が綺麗]なんて反則ですよ^^

予想外の展開。

(哲也)先に言われちゃった^^
ってか自分で言う??

動揺かくせてない自分。

(玲香)言っちゃいました^^
にしても夕焼け綺麗だなぁ


その時俺は
なんかイロイロ考えちゃって

目の前に好きな娘がいて
しかも二人だけの空間。


もうこんなことないんじゃないの


今俺のキモチ伝えなきゃ
玲香ちゃんはきっと誰か他の人のところにいっちゃう


そんなの嫌だ


他の人のものになんかならないで



そう思ったら動かずにはいられなかった



俺は後ろから
玲香ちゃんを抱きしめた


(玲香)!!て、つや、さん!!??


(哲也)ゴメン
少しだけこうさせて


玲香ちゃんの体温を感じる。


(哲也)俺...
好き。
玲香ちゃんのこと



(玲香)...えっ..


俺は抱きしめる力を強くした


(玲香)っ哲也さん
もう下に着きますよ


はっとした
もう夢の時間は終わりだと気づいた



(哲也)...ゴメン


俺は謝るのが精一杯だった



そして二人気まずいまま
観覧車をあとにした



俺は大きな過ちをおかしてしまった





EXILE◆STORY
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