多分幼稚園児の頃、先生に追い回されていたのをなんとなく覚えている。

わたしは一人っ子で外遊びが嫌いだった。

いつも大人に囲まれていたせいか、同年代のこどもとどう接していいのかわからず

家で本を読むか絵を描くか、そんな一人でできる家遊びが大好きだった。

 

当然のごとく幼稚園にもなじめず、最初は行くのが苦痛だった。

だがそんなこまっしゃくれたわたしを面白がる先生がいて、何かとかまおうとする。

確か髪を三つ編みにしたいとか、そんな理由があったりなかったり。

 

幼稚園に通い始めるまで日中は母と二人、家の中でまったりと過ごしていたわたしにとってそれは恐怖でしかなかった。けれど慣れとは怖いもので、そのうちすっかり平気になった。

 

本をたくさん読んでいたので、おそらく周りの子よりも字が書けたり雑学に詳しかったりしたのだろう。今思い返しても相当口が達者な園児だったようだ。

「しょっちゅう先生にからまれているおしゃまな子」キャラのまま、幼稚園時代は過ぎていった。