同居の実母がアルツハイマー型認知症と診断されたのは、2024年の暮れだった。

2025年2月に物忘れ外来を受診する予定にしていたのだが、幻視・時間の感覚がおかしいなど急に色々出てきたので近くの脳神経内科に連れていったのが2024年12月の半ば。先生の問診や他の設備の整った病院でMRI撮影があり、母は認知症患者になった。

 

病気の進行を遅らせる薬を飲み始め、介護認定は「要介護2」。身の回りのことはほぼ自分でできるのだが、電車の乗り換え、電子機器の操作、短期記憶障害など…見ていないと少し心配な場面がある。母がフルタイムの仕事を辞めたのは2023年の年末で、退職後あまり外に出なくなった。認知症に加えて足腰もだいぶ弱くなり、急激な心身の老化を間近で見るのは悲しい。一緒に事故にでも遭わない限り、いつかは母と死に別れる。頭ではわかっていたつもりだけれど、だんだんそれが現実味を帯びてきた。

 

けれど薬が効いているのか、一年と少し経った今現在は最初に脳神経内科を受診した時から目に見えて悪化している様子はない。月に一度くらい昼夜逆転や幻視があるが、主治医に報告したところ「幻視で見えたものに怯えている様子がなければ大丈夫です。」との診断だった。母は自分に見えているものが現実ではないということが理解できる。「部屋に女の人がいた。」なんてありえない話をしても、真っ向から否定するのではなく「ここには家族以外入ってこられないんだよ。だから気のせいじゃないかな。」などと諭せば納得する。「そんな風に見えちゃうんだね。」と返事をするくらいだから、これが認知症という病気なんだなとわかるようだ。

 

 

ケアマネさんの提案でデイサービスに通いだしてそろそろ10か月。週一回から始めて今は週三回、午後のみリハビリ型の施設にお世話になっている。だんだんと運動にも慣れてきて最近は腰の痛みを訴えることが少なくなった。今は色々介護サービスの選択肢があるようで有難い。いつまでこの小康状態が続くのかわからないが、少しでも長く普通の生活ができるようにと願う。