たぶん、あなたの云うとおり
すべてが硝子で出来ていて
あなたも、ぼくも、この街も
容易たやすく壊れてしまうのだろう

あなたと彷徨う硝子の街には
昼と夜の区別もなくて
あるのはいつも夜ばかり
明るい夜と暗い夜

表情のない仮面を外せば
互いの名前も忘れてしまえる
硝子の破片をちりばめて
夜に堕ちて、どこまでも

あなたに逢える、それならば
太陽だっていらないけれど
微笑わらうあなたが見たいから
せめてあなたに、アオゾラを

間に合わせの壁紙アオゾラ
終わらぬ夜に貼ったなら
アオゾラ映す硝子の中の
幻影ソラに、ふたりを閉じ込めて

壁紙かべがみなのも忘れるぐらい
儚く映るふたりの幻影ソラ
本物みたいに信じられたら
全部、嘘でも構わないよね

受け入れられぬ真実よりは
綺麗な嘘を信じていたい
あなたがついてくれる嘘に
相応しい嘘を重ねてゆこう

硝子に映るアオゾラに
上でも、下でも、云うとおり
あなたと供に堕ちるから
あなたが決めてくれればいい

虚構の世界でアオゾラ抱えて
今夜、あなたを待っているから
どうか、ぼくに逢いに来て
嘘でもいいから微笑わらっておくれ

欲しいもの、その全部を買って
まがい物であなたを飾ろう
硝子の街に綺麗に映える
あなたにどれも似合うと思う

たぶん、あなたの云うとおり
いつかは壊れてしまうから
すでに壊れはじめているから
よけい、あなたが愛おしい

狂おしいほど咲いたあと
水辺で砂が崩れるように
儚く壊れる硝子のあなた
そんなあなたに、アオゾラを

本物みたいなアオゾラを


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