再三、こちらでCDが売れない時代になったと書いておりますが、個人もYouTubeでかつてCDで聞いてきた演奏を聞いていますが、音質云々は確かにあるものの十分ではないかと感じます。


ある程度有名な録音は聞けますし、所謂海○盤扱いになるライヴ演奏もアップされていますから、なんというありがたい時代でしょうか。


2000年前後、青裏盤と称されし違法なCDが巷に溢れていた時分それらは1枚2500円で発売されていましたが今や昔、YouTubeでは完全無料、ヤフーオークションでも3桁の金額から競売が開始されています……。

今やその憧れの巨匠たちの演奏会がタダで聞けるのです。


場合によっては30年前に発売されしCDと今YouTubeで聞ける同音源の演奏はYouTubeで聞く方に音質は軍配が上がるのではないでしょうか。

フルトヴェングラー御大、メンゲルベルク御大などYouTubeで聞きますが、こんなに豊かな音色と表現をしていたのかと感動しきりでございます。


特にメンゲルベルクさんは中毒になりそうです。「英雄の生涯」、フランクのニ短調の交響曲、ブラームスの3、4番などおお!! と圧倒されるようで堪らないです。









四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い、ではなく

音は悪いが中身は満点です。

しかし、「英雄の生涯」、ブラームスの3番でパチパチノイズに混じって聞こえてくるコンセルトヘボウ管弦楽団のあまりにも豊かな音はどうでしょう、生々しくて今更ながらに驚かざるを得ません。


メンゲルベルクさんがご活躍された時代は確かに暗い時代だったのかもしれませんが音楽の世界は百花繚乱、今なお聞くべき演奏家とその演奏がたくさんあります。




個人がオフラインで登録した動画が1000本を超えましたがCD何百枚分でしょう。それがスマートフォン1台に収まり、かつ未だ登録できるという……しかも十分な音質で。

この数字を見て、実際に幾つかの演奏を聞いてもうCDは……となってしまったのでございます。