といわれそうですが、評論家になる、大衆の前でうんちくを語るのが夢ではありませんし、こちらで独り言よろしくうだうだ書いて参ります。
皆の代表のように音楽のうんちくを語るほどの知恵も知識も素養もありませんし、以前間違ったことを書いて指摘されていますから、評論を生業にしたいなぞ到底考えられないのでございます。また、人前でああだこうだ声高に叫びたい気持ちは毛頭無いのでございます。
さて、本題に。
長らく中○○子先生のピアノを集中して聞いたことが恥ずかしらながらございませんでした。
失礼ながら表情がお硬い、伸びやかさがない、神経質過ぎて歌が硬いととかく四角四面、固まった印象を勝手にイメージいたしまして長らく避けに避けてきたピアニストでした。
「N響アワー」で幾つか過去に協奏曲を聞きましたが、やはりお硬いイメージがあってさほどと感じてしまい、個人の嗜好には合わないピアノだと思いました。
真面目な感じのきっちりしたピアノがいかにも日本人らしい演奏……なのかもしれませんが、時として……もう少しのなにかが欲しいと思われるのは個人だけでしょうか。
力強い序奏から、甘い主題に入るも表情は崩さずきっちりした印象。良い意味で見本的な演奏だと思います。
主題のとろけるような甘美と儚さを感じさせるまでではなく、あくまで理性的な演奏という印象……。
音がホールを駆け巡り時間を超越して我々の心に染み渡る……とまでは申しませんがただ真面目な歌心が伝わって参ります。
メルカリで○村先生、スウィトナーさん指揮、ロンドン交響楽団のベートーヴェンの「皇帝」が珍しいと思い入手しました。
この商品で合っているでしょうか。アマゾンさんのリンクを貼り付けておきます。
さて、きっちりかっちりのピアノにベートーヴェンは合っていると思いますし、個人がどうしてもイメージしながら聞ききますから、細部に拘りすぎでいらっしゃるのではないか、はたまた神経質すぎるのではないか、と失礼ながら感じる部分が多々あるかのようでした。すみません。
本当に失礼ですが、たどたどしさがあるような感じがしました。
失礼ついでに完璧主義過ぎて歌や語るのが硬い方がかつてショパン国際ピアノコンクールの審査員までお務めになられたとはどういうことかとCDショップの店主さんと話したことがありましたが、のたまはく「お金で地位を……。」とおっしゃっていましたが果たして……。
熱心な聞き手ではありませんし、批判するために書いたのではなく、以前から感じていたことを申し上げました。