車寅次郎が来年帰ってくるそうです。


来年2019年で50周年になり、撮影されるそうです。
皆さん、お歳を重ねられましたが、ご壮健でいらっしゃるので嬉しいですね。

一部、過去の映像を使うとありました。
山田洋次さんはCGを好まないらしいのでどのような仕上がりになるか気になります。




こちらも良い写真ですね。
舎弟の登役だった秋野太作さん。源ちゃん役の佐藤蛾次郎さんは柴又界隈のみの付き合いに対して登は旅先でも馴染みがあった間柄で印象に残っています。

ただ、ポンシュウ役の関敬六さんなどのキャラクターなどもいて登の立ち位置が曖昧な部分が出てきたこともあったと推測します。

本来なら、今でしたら寅次郎が携帯を持つ、持たないでとら屋さん一同も大げんかしたり、婚活サイトを利用する姿や、旅館が減ってビジネスホテルが綺麗だけど味気ない様子を垣間見たり、あべのハルカスの高さに驚いたり……。

実際の日本の風景に溶け込む寅次郎を見てみたいと願う愛好家の方々は多いと思います。
ただ、寅次郎が愛した田舎の風景は少しずつ変わってきていますが……。

以前に申しましたように、寅次郎のような渡世の渡り鳥はすっかり希少になりました。世の中が便利で無駄が少しずつへってきた証左ですが、人間味、人情味は大変な薄味になってしまった感があります。

しかし、その中で今も「男はつらいよ」はたくさん観られ懐かしむ人々が多く心の故郷に帰るような気持ちになるのでしょうか。

世代的に渥美清さんを知らない10代20代の人も観てなんらかの影響を得ていると思います。

その心の中に蓄えてあった寅次郎がまた2019年に柴又に帰ってくると知り感慨深くなり嬉しく思いました。

もはや戦後でもなく昭和でもなく平成が終わろうとしているなかで彼が雪駄ばきで戻って来ます。

 

確かに、そりぁ、良い時代だけど、なんだかね、俺がいる時代じゃぁ……ないねぇ……。
と感じるのでしょうか。メランコリーな寅次郎はそのような一抹の寂しさがあるでしょう。


裏の朝日印刷のタコ社長の会社もあの後どうなったでしょうか。

博さんが頭が切れますから手動での仕事は1割になり後は機械化され、今も人々のご縁のおかげで会社は存続していると想像したいですね。

とかく楽しみです。