東京と酒と音楽をこよなく愛する体育会系リーマン ネルソンのブログ -2ページ目

朗報

昨年、松島、仙台を旅行しました。


その中でも日本三景のひとつ、松島で食べた牡蠣は

印象深いものでした。


最初は少し入りにくい店と思ったのですが、

食べたことのないほどの美味しい牡蠣にびっくりしました。


海沿いと言うこともあり、松島も津波で、相当なダメージを

受けていると思っていたのですが、被害の大きかった地域に

比べると、軽い被害で済んだようです。

調べてみると、海沿いの食堂でも30㎝くらいの浸水で

収まったようです。


松島と言えば所々にある幾つかの岩や島が有名ですが、

その岩や島があることにより、大きな津波が分散されたそうです。


松島地域がよければそれでいいというわけでは

決してありませんが、やっぱりあんなにおいしい牡蠣を食べた場所は

忘れられないものです。


近くのお店であろうHPにはこう書かれていました。


「幸い被害は少なかったので必ず復活します。待っていてください!」


ホッとしました。




少しずつ、世の中は息を吹き返しているような気もします。


それは喜ばしいことなのですが、行方不明の方がいる限り、

どこかで、まだ何も解決してないと言う気持ちも残っています。


答えは出ていませんが、やるだけやります。




プロとアマチュア

明日、高校野球 春の選抜が開催されます。


そしてプロ野球ももうすぐ開幕。


パリーグは4月中はナイターゲームは行わないそうです。


ニュースで高校野球の宣誓の予行演習を聞いて、

やっぱりスポーツは人々に元気を与えるものだと

実感しました。


マスコミの報道の仕方にもあるのでしょうが、プロは

何故か強引な伝えられ方に見えてしまいます。


利権が絡んでいるからか?

でも、高校野球も利権は大いに絡んでいます。


プロは収入を義援金などに充てられないものか。

そうすればシーズン開催の価値は大きくなるはず。

そして、やはりナイターゲームはしばらく自粛してほしい。


色々ありますが、スポーツは人に勇気を与えること

だけは間違いありません。


日大大垣高校の阪口監督が、東北高校に硬式球60球を寄付し、

「感動させる試合をしよう」と言っていました。


『がんばろう、日本』


社会的責任

俺が担当しているほぼ全てのクライアントで

プロモーションを自粛しています。


今、この事態の中で販促活動中止の選択は

当然だと思います。


但し、商業施設は社会的インフラを担う重要な

存在であることとも、また事実です。


先週の金曜に地震が起こったとき、あるクライアントは

パニックになりながら「店を開かないと皆が困るので」と

徹夜で復旧に奔走していました。


そして、あるクライアントは「皆を元気づけたい」と、

予定通り、館のリニューアルをできる範囲で実現しました。


今、我々は何をすべきかという問いに対して、クライアントの

共通する答えは社会的責任を担う商業施設として、

どんな困難があっても、お客さんのために店を開けるという

ことでした。


東京は計画停電の影響もあり、幾つかの商業施設が

お店を閉めていたり、早めに閉館したりしています。


でも、できる範囲で店を開け続けるのです。


現在進行中ですが、俺も自分で何ができるのかを日々、

考えています。


本当はボランティアにも行かなければいけないの

かもしれません。


阪神大震災の時に、有志のボランティアが現地で足手まといに

なったとのニュースもありましたが、マスコミの情報のみを信じ、

行動をやめるのではなく、行くと決めたら俺は行くべきだと

思います。

自分の目で確かめて、足手まといになるようなら帰ってくればいい。

それを言い訳にするのは現実逃避に思えます。


でも、ボランティアに行けないのであれば、今、この場所から

何かしらのメッセージを現地の人達に発し続けなければ

いけないのだと思います。


俺はその答えを、目の前の仕事や状況を、自分なりに

一生懸命行い、社会の一翼として協力していくことが

大切であると思っています。


もちろんそれで足りているとは思っていません。

まだ、できることはあると思います。


でも、自分に与えられた責任を全うし、社会に貢献していく

ことを一人ひとりが意識すれば被災にあわれた方々をはじめ、

希望の持てる日本と言う国をつくる一歩になるのかもしれない

と思うのです。


被災者の方々は、同情よりも、希望が欲しいのだと

俺は思います。


どんな甚災に見舞われても壊れることはないといわれていた

日本の原発が倒壊しました。


石原都知事の天罰発言に批判がありましたが、日本は

これまで世界でも有数の富と自由を享受してきました。


途上国には難民もいるし、チベットをはじめ迫害を受けている

人々もたくさんいます。


そんな中で、もう一度、個人がするべき社会的責任を

考える時だと思うのです。


今日、計画停電が俺の住んでいる地域でありました。

放射能の根も葉もない噂には色めき立たないようにしています。

と、言うより、冷静に考えれば人体への影響は無いようです。

食料もスーパーにはほとんど置いてありません。


でも、そんなことは大したことではありません。


そんなことより一人の日本国民として社会的責任を全うすること

が今、我々にできる人間らしく、正直な気持ちだと思っています。