今日、生徒から電話が入った。

 

4年制大学の特待生受験で、合格したという。

 

 

 

 

有名な私大であり、受験勉強をやりこんでいたので

 

「まあ、受かるわ」と私は思っていた。

 

が、本人はナーバスになってて、昨日も「大丈夫でしょうか?」などと

 

不安を吐いていた。

 

 

 

その生徒は、中学生の時に不登校で、うちの教室に来てくれた。

 

当時は不登校の生徒の支援をしていた時期で、実際、不登校の子どもたちにあって

 

勉強っていらんな、と気付かせてくれた子達に出会った時期だ。

 

 

 

こやつ、まったく勉強しない子だったが、すごく会話をしたがっていた。

 

そのうちに「何なら、将来に役に立つと思うわけ?」と聞いたら

 

「サッカーが好きで、サッカーチームの監督になりたいから、スペイン語かな」と言い出し、

 

親さんに内緒で、ずっとスペイン語を勉強させてきた、という変わり者だった。

 

(ちなみに、私もスペイン語など知らない。教材を購入し、二人でCDを聞きながらの勉強だった)

 

 

 

その後も、高校中退など、精神的に追い込まれることも多かったみたいだが、

 

大学受験生になってからは逆に安定してた気もする。

 

 

 

今まで、いろいろな苦労と、大勢の人が経験しない道を歩いてきた人なので、

 

これからも、おもしろい経験をしていくんだろうな、と思う。

 

唯一無二、おめでとう。

 

 

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