私とこの地に流れた時は長すぎた。
当時の友人の家を見つけても、声を掛けることも出来なかった。
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この階段、昔町内会で掃除させられてめんどくさかった
いつもここを通って友達の家に行ったり、ピアノのお稽古にも行ってたんだ(今はまったく弾けない)
前回の記事の続き、故郷仙台を巡る旅
私の幼少時代を過ごした家周辺編ね
幼少期の私
うーん、そうねぇ。。。。。
ケーキにウスターソースをかけて食べるこだったかしら(嘘)
実際は、ボーっとしていることが多くて
何考えてるのか解らないタイプだったらしい
大人たちにはそう見えていたかもしれないけど、私はその時
世界をデザインしていたんだ
空に浮かぶ雲はみんなうさぎさんやくまさんのカワイイ形をしていて
草木の為に雨は降るけど、太陽は昼間である以上絶対に綺麗に照っていて
たまに虹が出るの
夜は星が☆の形のまま降ってくる
世界中の人たちはみんな友達同士で親切
そんな世界ならいいな
なんて、ちっぽけな頭でひたすら考えてた
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歩いていたら「ここにあったんだ」って感じに見つけた、私の通ってた幼稚園のプール
水が冷たくて嫌だった幼稚園時代の私は、周りの子がプールではしゃいでる時もじっと動かずに
世界のデザイン(上記参照)をしてて、唇を真っ青にしてたらしい
まぁ、そんな子だから
そうとう扱いにくい子供だっただろうなぁ
プールの隣には幼稚園の畑があって、私が小学校にあがった後も
畑仕事をしている体育の先生に、このフェンス越しによく話しかけに行ったりしてた
その体育の先生が、今は園長先生になってるってHPに載ってたから
少し挨拶するだけでも会えないかと、幼稚園に問い合わせてみた(←忙しくて迷惑だったかな
懐かしくて懐かしくて・・・・・・
結局、先生は席を外しているらしく時間が合わなくて会えなかったけどさ
まぁ、何人も子供たちを見ている園長先生が私の事を覚えてるわけないよね
ましてや、時が経ちすぎて姿形すっかり変わったのに(HPに載ってる園長先生は変わってなかった)
それは解ってるんだけど、ちょっと話したかったな
忙しいだろうに、そんな怪しい女の問い合わせを親身に聞いてくださった幼稚園の先生に感謝
この公園は、友達とよく遊んだ場所で
相撲公園って呼んでた。
公園内に大きな土俵があるんだよ
年に1回くらい、町内会でこども相撲大会が開かれてたけど、今もあるのかな
私は大人しい性格だったから、出場したことないんだけどねー
小さい頃みんな登り棒って好きだったよね。
でもこれどうやって登るの
みんなが上まで登ってるのをボケーっと下から見てるしか出来なかったんだけど。。。
そして、時を超えて挑戦した。
なんか超音波発してるけど。
相撲公園の隅には、長い階段があって
丘に繋がってるんだ
昔はこの階段を友達と一気に駆け上がったんだろうな
今
「ね、階段長くね？」
「ちょっと待って・・・・」
「ねーぇー、階段長いってぇー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
歳はとりたくないもので。
上は、草木が生い茂り
そこに小さなベンチとテーブル。
ここに関しては記憶が薄いもので。。。。。。
とりあえず疲れたので休憩しつつ子供の頃の話を
「そうねぇ。。。。じゃぁ、家の角にあるゴミ捨て場の話を」
「小学生の頃、友達の間では酒瓶の蓋を集めるのが流行ってたのね。
一番デザインが良かったり綺麗な蓋を持ってる子がえらいみたいな。
私はどうしても金色の酒瓶の蓋が欲しくて、めっちゃ近所のゴミ捨て場を漁ったら
佐原さんちの子がゴミ漁ってるって近所で噂になっちゃって、後日ママンにめっちゃ怒られたわー」
いい思い出ですねー(棒)
ちなみに、通っていた小学校も近くまで行ってみたんだけど
まだ生徒さんもいる時間帯で、写真を撮ったら不審者になりそうだったので
そっと胸に刻むのみ。。。。。
エメラルドグリーンのジャージのダサさが変わってなくて安心した(笑)
すくすく育てよ。後輩たち
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平日昼間から遊んでる大人より。
当たり前かもしれないけど、街並みは変わったねぇ。。。
児童館は、新しい建物に造りなおされてたり
よく行ってた駄菓子屋は無くなっていたり。。。。。
時は確実に流れているんだよね。当たり前だけど
昔遊んでた広大なお寺が、荒れ寺から立派に整備されて全然違ってたのには驚いた
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変わってなかったのは駐車場くらいかな。
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樹齢600年の樹。私の幼少期よりはるか昔からこの地を見て来たんだな。
昔からあったそろばん教室が今もあって興奮
でも今の子ってそろばん知ってるのかな
姿形は変わりながらも、所々に面影が残るのは
この街も私たちも一緒なんだなぁと。
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家の周りは階段が多い
ここから東京に引っ越してきた当初、なかなか東京の学校に馴染めなくて
ここに帰りたくなって、この景色を夢にまで見た。
私の小さい頃は、東京の子よりも仙台の子の方が学校にオシャレして行っててさ
女の子は、ピアノの発表会みたいなフリフリなお洋服にランドセルを背負って学校に行ってたり
で、それが当たり前になっててそのノリで東京の小学校に行ったら
「転校生がドレス着てきたー」
なんて言われたりそれでいじめっ子に目を付けられたり
ちなみに、東京の子はみんなTシャツに短パン。
ちなみにちなみに、フリフリは今でも私の大好物。
小学校中学年からの転校で、周りはみんな友達グループが出来てたりで
馴染めなくて、よく帰りたいって言ってた
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ここの2階左側の部屋に住んでた。
この階段、転げ落ちる子供が多くて弟は2回くらい頭を縫ったかと
長い時を経て訪れた故郷は随分変わってたけど、住んでた家があって良かったわ
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幼稚園前くらいの小さい頃は、よくベランダから物を投げてたらしい。
親に怒られると「風さんとお話してたらうるさくて」と答えてたとか。
大人になった今は、いつでもここに帰ってこれる。
東京に来なかったらおそらく私は女優にはなっていないし、仙台で大人になった私はちょっと想像つかないな。
幼稚園前から仲が良かった幼馴染の男の子がいたから、その子のお嫁さんとか・・・・・
人生そんな単純じゃねーか
～東京へ越してきたばかりの泣き言言ってた私へ～
大人になった私は東京で自由気ままに楽しく暮らしているから、
いろいろ馴染めなくて大変でも
あんたの得意な脳内世界だけは捨てずに大切にしてなさい。
後々に役に立つから。
そしたら、ずーっとずーっと大人になった後に、また仙台の景色が見られるから。
その頃には、東京の楽しさを知りまくってるけどね。
大人になって悪の女王となったあんたより。
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