今春、意を決して一ヶ月ほど、娘と夫の元へ訪れました。
 
娘には会いたいけど、
 
あぁ、行きたくない 真顔

 

 

いろいろ話し合わないといけないけど、

 

あぁ、気が重い 真顔

 

 

でも、行かないと!

 

娘の普段の様子を見る、身の回りの世話をするのを

 

楽しみに重い腰をあげました。

 

 

アメリカの東海岸は、遠いとずっとずっと思っていました。

 

夫と二人で訪れていた時も、

 

子どもができて家族で出かけていた時も、

 

毎年毎年、私にとってはストレスでした。

 

 

夫がとっても嫌な人なのかと言えば、その逆で、

 

優しさとユーモアのかたまりです。

 

でも、一緒に暮らしているといろいろ感じますよね。

 

未熟な私はうまく立ち回ることができず、

 

長い年月、ひとり もがいていました。

 

見方を変えれば、とても楽しく刺激のある日々なのに。

 

 

今回のプチ一人旅では、

 

身軽なおかげか、遠いと思っていた東海岸が、少し近くに感じました。

 

 

そして何より驚いたことは、私の心境の変化。

 

たった1ヶ月滞在しただけで、

 

人ってものの見方がこんなに変わるのか。

 

私の心ってかなりいい加減。

 

 

朝、目が覚めると夫が、

 

「フレンチトーストいる?」

 

と言って、朝食を作ってくれました。

 

バターやメープルシロップを用意してくれていて、

 

感動してしまったのです。

 

 

こんな朝食、久しぶり。(ふつ〜のやつです)

 

誰かに作ってもらうって、最高やん。

 

いつも自分のことは後回し、

 

なんなら食べないこともあったり、

 

自分を犠牲にしている意識はなかったけど、

 

無意識に自分を大切にしていない毎日を送っていたのかなぁ。

 

 

お昼になると、

 

「イタリアンブレッドピザ、食べたい?」

 

と恥ずかしそうに聞いてくれます。

 

you tubeで新しいレシピに挑戦しているようです。

 

嬉しそうに、

 

キッチンを散らかしながら、作ってくれました。

 

まな板、包丁、ブレンダー、フライパン、オーブン、ボウルにお皿にアルミホイルに、缶切り、トースター、あれこれ、

 

とにかくいろんなものを使いまくり、広げまくり楽しそうにやっていました。

 

 

私だったら、出来上がる頃にはすべてキッチンが片付いている。

 

だから、キッチンを使ってくれるなといつもイライラしてた。

 

イライラさせられてると思ってた。

 

 

夫、変わってないなぁ、でも楽しそうでいいか。

 

 

私がこの数年で変わったのかも。寛大になってるのかな。

 

1日なにも急ぐことはないもんね。

 

キッチン、ゆっくり私があとで片付ければいい。

 

食べる前に、キッチンがぐちゃぐちゃでも、片付いていなくても、

 

一緒に食べる人がいて、乾杯をいう相手がいるって幸せなんだ。

 

 

 

(この歳になって気づくとは情けない話ですがあせる

 

 

 

この1ヶ月、夫といるといつもこんな感じで

 

「気付き」の連続でした。

 

夫って、

 

今を生きてるなぁって感じなんです。

 

 

私はいつも先回りして考えて、

 

絶対疲れるのわかってるってなってました。

 

- 石橋を叩きすぎて渡らない -

 

なんか、もったいないことしてたなぁ。

 

 

 

アメリカに来てた時はいつも、どこか外に出かけて楽しみを探してたけど、

 

今回、私は家の裏庭で日向ぼっこしたり、

 

娘の生活環境を整えて、のんびり掃除をしたり、

 

じっくりと自分や夫を観察できました。

 

それもこれも、別居していたから。

 

ずっと一緒に過ごしていたら、

 

私のこころは遠く離れていただろうと思います。

 

 

 

本日も拙いブログを最後までお読みくださり、ありがとうございます!