子供の頃からさ
祖母と一緒に住んでいたからか?
目に見えないものを信じていた節はある
祖母は六曜の暦を使って畑仕事の予定を立てていた
種まきの時期とか
植え付けの日や
多分、毎月の近所の観音様に行く月参りの日取りも
そんな祖母は
結構、運がいい人だった
商店街のくじ引きで良いものを引いてくる
生涯、自分が食べていくお金には困らなかったんじゃないかな?
成田さんとか名のある所にも行ったりしては
定番の羊羹に加えて
御守りも買ってきた
★
だから
そんな祖母と付き合っている茶飲み仲間も
信仰心がある人が多くて
家族の病気があると
生垣を切ったから
家の敷地に死んだペットを埋めたから
勝手にどこかの石を拾って持って帰ってきたから
色々と
迷信かもしれないけど
目に見えない理由を教えてくれるお婆さんたちに囲まれていた
★
こんな環境で育ったもんで
見えない力の存在は
結構身近にあった
自然と信じてもいた
で、占いとかおまじないとか
神社のおみくじや祈祷と似てるし
朝のテレビニュースの
今日の運勢、血液型・星座・生まれ年
なんて気になり過ぎるから
ある時から見なくなったくらい
結果が良ければ良いけど、
悪い時の
『これをやるといい!』みたいな対策が
自分が好きでもない、
〇〇を食べて!とか、
突然持ってもいない
〇〇色の服で過ごして!とかね、
しょうもない、どうしようもないものの場合
一日、ブルーになるのがイヤだから
★
そんな感じのベースがあって
幸せになりたいと思ったとき
開運したいとき
目に見えないチカラを使いたい
っていう、思考に行き着いたんだと思う