高野山について

高野山は、弘法大師が弘仁7年(816年)に真言密教の根本道場として開創されてから1200余年たつ霊山です。
周囲を内八葉・外八葉の峰々に囲まれた海抜1000mの山上の盆地は東西6km、南北3km、周囲15kmの広さがあります。奥の院の老杉と百万墓の石塔・大伽藍・総本山金剛峯寺をはじめ120余の寺院のたたずまいは都塵を洗い清めます。鐘の音に亡き人をしのび、精進料理に舌つづみをうつのも、高野山のよい思い出になります。




南院は近畿三十六不動尊霊場の結願のお寺です。
不動護摩は家内安全・身体健全・開運厄除・病気平癒などの祈願を成就するものとして古来より民間信仰の対象でした。
「不動尊信仰」は永い歴史をもち、全国各地にその霊場があります。近畿三十六不動尊霊場は近畿二府四県の中から不動尊の眷属三十六童子に因み36のお寺を選び、これらを参拝することにより人が持つ36の煩悩を消滅し、願いを叶えられるよう昭和54年に発足しました。