初めての雪だるま

2月11日15時0分配信


 【サンパウロ10日時事】ブラジル・サンパウロに10日、日本人移住100周年を記念して北海道安平町から大小の雪だるまが届いた。サンパウロは一年中、雪が降らず、現在は真夏。初めて見る雪に日系人ら約8000人が歓声を上げた。

 届けられたのは高さ2メートル、重さ1.3トンの大だるまと、高さ45センチ、重さ4キロの30個の小だるま。雪だるまで町おこしを図る安平町の有志が制作し、飛行機で運搬。ブラジル北海道協会に寄贈した。

 同協会には、雪を一目見ようと100メートル以上の行列が数時間にわたって続いた。日系3世のフラビア・ヨシダさん(10)は「初めて雪に触った。思ったより固かった」と驚いた様子だった。