インドの地方当局、第1子出産を2年待てばハネムーン支給へ

インド ハネムーン代金支給

8月8日8時5分配信


 8月7日、インド西部マハーラーシュトラ州のサタラでは、結婚してから第1子の出産を2年待った夫婦に対し、当局が2回目のハネムーン代金支給を計画している。写真は7月、ムンバイで撮影(2007年 ロイター/Sima Dubey)(ロイター)



 [ムンバイ 7日 ロイター] インド西部マハーラーシュトラ州のサタラでは、結婚してから第1子の出産を2年待った夫婦に対し、当局が2回目のハネムーン代金支給を計画している。出生率のコントロールが目的だという。7日付のタイムズ・オブ・インディア紙が報じた。


 第1子の誕生を2年待てば約5000ルピー(約1万5000円)、3年待てば約7500ルピー相当の「ハネムーン・パッケージ」が贈られる。現地の衛生当局者は同氏に対し「夫婦がお気に入りの場所で2─3日過ごす2回目のハネムーンには十分な金額だ」と語った。


 サタラの人口は現在300万人前後。最近行われた調査では、同地では毎年約2万5000組が結婚し、新婚夫婦の87%が結婚1年目に子どもをもうけている。


 当局はこれら夫婦の20%が「ハネムーン・パッケージ」を利用することになれば、毎年4000人の赤ちゃん誕生が先送りにできる可能性があると試算している。


 約11億人を抱えるインドは、中国に次いで人口世界第2位。ただ、人口増加率は年1.7%であり、2025年までには中国を抜いて世界で最も人口の多い国になるとみられている。