ワールドベースボールクラシック(WBC) 松坂
マダックスに「投げ負けた」と言わせた松坂

2007年6月23日 (土) 18:44 MAJOR.JP

【サンディエゴ22日=Ian Browne / MLB.com】昨年の国別対抗戦、ワールドベースボールクラシック(WBC)で王ジャパンを優勝に導き、MVPを受賞した松坂大輔投手。その決勝戦の舞台ペトコパークにボストン・レッドソックスの一員として凱旋登板し、「精密機械」の異名を取るサンディエゴ・パドレスの通算339勝投手グレッグ・マダックスとの投げ合いを制した。




 この日はナ・リーグの主催試合とあり、マダックスの球筋を実際の打席で見た松坂。「ツーシームのファストボールをたくさん投げてきた。マダックスは目標とする投手の一人なので、実際の投球を間近で見られてうれしい」としつつ、自らの投球については「マダックス相手だったので失点はできるだけ抑えないと」と思っていたことも通訳を介して明らかにした。



 この日の松坂は6回を5安打、5四球ながらも要所を締めて1失点。対するマダックスは、4回に痛い連続タイムリーを浴び、6イニングを7安打、2四球、2失点と好投したものの黒星を喫した。経験豊富な41歳の大ベテランは、「いい試合だった」と語った後、「(松坂との)投げ合いに負けたよ。私はいいピッチングをしたんだけどね」と潔く負けを認めていた。