みのるがメキシコに三冠ベルトを持ち出し、防衛戦を強行か

みのるがメキシコ

5月10日23時52分配信


全日本に無断で海外に3冠ベルトを持ち出したみのる(左)。メキシコでも勝手に防衛戦を強行する構えだ(スポーツナビ)

三冠ヘビー級王者の鈴木みのるが10日、現地時間13日にメキシコのアレナ・メヒコで開催される闘龍門自主興行「Dragomania II」に出場するため、盟友・高山善廣とともに成田空港から出発した。みのるは13日に開幕する全日本プロレスの新シリーズをボイコットしての参戦となる。

 完全に三冠ベルトを私物化しているみのるは、予告通り3本のベルトを持参。こともあろうか伝統のベルトをスポーツバッグに詰め込み、手荷物としてメキシコに持ち込むという暴挙に出た。「本当に持っていくんだ」と驚く高山に「当たり前じゃん。オレのだもん。金属探知機で引っかかるかな」と3本のベルトを手に高笑い。「持っていったはいいけど、無事に日本に戻ってくることができるかな。金に困ったら売っちゃうかも」と全日本プロレスを挑発した。

 4.30愛知大会でTAJIRIを退け4度目の防衛に成功したみのるは「オレからフォールを取ったらベルトをくれてやる!」と“全試合防衛戦”をブチ上げ。4日のK-DOJOで早速、三冠ベルト持参で登場するとKAZMA&十嶋くにお組を一蹴。タッグマッチながら勝手に5度目の防衛を宣言した。その日の夜と翌日には「マッスル」でマッスル坂井を相手に“連続防衛”。「もう何度防衛したか分からなくなった」と連続防衛記録を更新中。「ベルトをどうしようが、オレの自由」と、メキシコでも勝手に防衛戦を強行する構えだ。

 7月1日には横浜文化体育館でビッグマッチを開催することが決まり、全日本サイドとしては、なんとしてでも武藤敬司との三冠戦を実現させたいところだが、みのるは「知らねえ。出ねえもん。関係ねえから」と、あらためて離脱を宣言。「新しいベルト作ってトーナメントやればいいじゃん。得意の“法の力”で取り返せばいいだろ。過去にもやってるんだから」と言い放った。

 この日、予告していた「賞金首Tシャツ」が完成。懸賞金は「B300,000,000(3億ベリー?)+TRIPLE CROWN(三冠ベルト)」と、どこかの海賊団顔負けの高額に設定された。新しいTシャツに袖を通したみのるは「これからは相手も絞っていかないといけないな」と、あくまでも勝手に防衛戦を続けるつもり。全日本プロレスは、この世界一性格の悪い王者から至宝を奪還することができるのか!?


■闘龍門メキシコ自主興行「Dragomania II」

5月13日(日本時間14日) メキシコ:アレナ・メヒコ 開始18:30

<8人タッグマッチ 60分1本勝負>
高山善廣、鈴木みのる、SUWA、ウルティモ・ゲレーロ
ミル・マスカラス、ウルティモ・ドラゴン、ミスティコ、岡田かずちか

<タッグマッ 45分1本勝負>
獣神サンダー・ライガー、後藤洋央紀
ドクトル・ワグナーJr.、ネグロ・カサス

<NWA世界ウェルター級選手権 60分1本勝負>
[王者]大原はじめ
[挑戦者]ラ・マスカラ

<6人タッグマッチ 45分1本勝負>
ブラソ・デ・オロ、ブラソ・デ・プラティーノ、パッション長谷川
OKUMURA、堀口ひろみ、カサノヴァ・イタリアーノ

<3WYタッグマッチ 301本勝負>
ネグロ・ナバーロ、ドクトル・カロンテSr.
イホ・デル・ファンタスマ、アミーゴ鈴木
ジョー・ポッター、ビノ・ガンビーノ

<女子タッグマッチ 15分1本勝負>
下田美馬、HIROKA
インディア・シュークス、マルセラ

<タッグマッチ 10分1本勝負>
ブライアン・リー、松崎俊哉
花岡大輔、アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ

最終更新:5月10日23時52分