小松政夫、中山秀征ら「植木さんらしい会だった」


『植木等さん、夢をありがとう。さよならの会』

4月28日6時30分配信


『植木等さん、夢をありがとう。さよならの会』での谷啓、桜井センリ、犬塚弘(オリコン)

『植木等さん、夢をありがとう。さよならの会』が4月27日(金)に東京・青山斎場で行われ、植木さんに縁の深い関係者が追悼の言葉を送り、植木さんらしく時折笑いの起こる会となった。献花終了後には多くの著名人がコメントを寄せた。

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 「クレイジー裕也です!」と勢いよく挨拶した内田裕也は弔辞の途中でミッキーカーチスや松任谷由実を突然引き連れて「クレイジーキャッツに対抗して、クレイジーキャメルズでお送りします」とロック調の「スーダラ節」を熱唱。最後に「ユーアーロックンロール!ありがとう!!」と追悼の言葉を送り、笑いのある「植木さんらしい」(多くの著名人)『さよならの会』となった。

 加藤茶「憧れの人だっただけに凄い寂しかった。クレイジーキャッツをパクって今日まで生きてきた。植木さんがいてドリフターズは大きくなった。目標がなくなったなぁ。僕は無責任でしたが、植木さんは真面目な方でした」

 島崎俊郎「18歳の時から付き人として仕事もプライベートもついたので、色々な思い出がある。心をこめてありがとうございます。4年間付き人として数え切れないほど素晴らしい人間の背中を見て、勉強になりました」

 内田裕也「弔辞をしたのは初めてで何をすればいいのかと思った。「スーダラ節」を(1回目)間違えたのは悔しかった。ちょっとやりすぎかと思ったけれど、植木さんらしい素晴らしい会だった」

 中山秀征「舞台『上を向いて歩こう』で座長をした時に植木さんがのれんを作ってくださった。8年ぶりに舞台をやろうとのれんを出して、植木さんに観てもらおうとしていた時に訃報を聞いた。のれんを持って出陣しようと改めて、気合が入りました。素晴らしいミュージシャンの前に素晴らしい人間だった。タキシードの似合う人はほかにいないんじゃないかな。晩年のタキシード姿もカッコよかったですよ」

 小松政夫「本当に等さんらしい会。あたしの涙も枯れた。師弟関係は絆で自慢です。『植木等の弟子です』って回りたいぐらい誇りです。3月の名古屋公演で5日の時に明日もたないかもと言われ、取り乱した。でも26日の千秋楽までもって、27日の朝支度してお見舞いに行こうと思っていたら、車の中で訃報を聞いた。舞台が終わるまで待ってくれたと解釈しています。あたしの中では植木等は生きています」

 谷啓「復活を願ったが、叶わなかった。僕も若くないけれど、もうひと踏ん張りして僕もそっちに行こうと思うよ。さよなら、植木やん」

最終更新:4月28日6時30分