松坂マラソン 勇気をもらってトロントへ

4月17日17時0分配信


松坂マラソンから勇気もらった「負けないように…」

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 【ボストン】翌17日に今季3度目の登板を控えたレッドソックスの松坂大輔投手は16日、愛国記念日祝日とボストンマラソン大会で盛り上がるフェンウエイパークで、試合前のわずかな時間を使って軽い調整を行った。ボストンマラソン大会車いすの部では、2人の男女日本人選手が優勝。松坂は「自分も負けないように頑張りたい」と勇気をもらってトロントへ向かった。

 前日悪天候のため中止となったエンゼルス戦は、8月17日にダブルヘッダーに組み込まれたが、この日も早朝から雨模様。2時間遅れで試合開始となった。松坂は試合前に雨が弱まったところでグラウンドへ飛び出し、キャッチボールなどの調整を行った。

 そのころ球場脇では、第111回ボストンマラソン大会がクライマックス。車いす部門男子の副島正純選手(36)が後続を6キロ引き離し、1時間29分16秒でゴールテープを切った。さらに、女子部門でも土田和歌子選手(32)が1時間43分29秒でアベック優勝。

 沿道からは松坂効果で熱い声援が送られた。優勝後、地元メディアが、「ボストンは今、松坂人気だが…」などと問いかける場面もあった。土田は「松坂さんのおかげで、日本人に対する大きなボストンの応援を感じた」と感謝の弁。副島は「優勝したら、ボストンにいるうちに松坂さんとお会いできるかなと期待してました」と語った。

 松坂はこの日の試合直後にトロントへ向かったため、面会はならなかったが、「条件が厳しい中、優勝されるのはすごいことだと思います。本当におめでとうございます。自分も負けないように頑張っていきたいと思います」と、決意を新たにしていた。
ボストンマラソン・車いすで優勝の土田

ボストンマラソン・車いすで優勝の土田

4月17日12時35分配信


ボストン・マラソンの車いすの部の女子で初優勝し、笑顔を見せる土田和歌子。記録は1時間53分30秒。車いすの部の男子では副島正純が優勝。車いすの部で日本選手の優勝は男女とも初めて(16日、ボストン)(EPA=時事)

最終更新:4月17日12時35分



ボストンマラソン・車いすで優勝の副島

ボストンマラソン・車いすで優勝の副島

4月17日12時35分配信


ボストン・マラソンの車いすの部の男子を制覇し、優勝杯を掲げる副島正純。記録は1時間29分16秒。車いすの部の女子では土田和歌子が優勝。車いすの部で日本選手の優勝は男女とも初めて(16日、ボストン)(EPA=時事)

最終更新:4月17日12時35分


最終更新:4月17日17時0分