ハッスル軍がエスペランサーに完敗
２３日の「ハッスル・マニア２００６」（横浜アリーナ）はまさかのバッドエンドで終了。満員となる１万９１９人が見守る前で、ハッスル軍が壊滅危機に陥った。
オープニングではハッスル最高責任者・ＧＭＷこと坂田亘の恋人、タレントのコイケえいこさんそっくりの“ハッスルの妖精”が「ハッスル・マニアにコイケえい子～♪」と歌って踊り、華やかに開演宣言を行ったが、その結末はあまりにも残酷なものだった。
メーンハッスルでは、“高田総統の闘う化身”ザ・エスペランサーとハッスル軍のエース、ＨＧが一騎打ち。人間離れした強さのエスペランサー攻略のため、「頬に傷のある少女」ニューリン様がオカリナを吹き、ＨＧがコマラツイストや三角絞めを繰り出してエスペランサーをあと一歩まで追い込んだものの、アン・ジョー司令長官がニューリン様のオカリナを強奪。さらにエスペランサーがハイパー・ビターンでニューリン様の胸を撃ち抜き、ニューリン様はその場に倒れこんだ。
オカリナがやみ、いつもの強さを取り戻したエスペランサーはＨＧをハイキックでＫＯすると、トドメに花道でパイルドライバーを放ち、完膚なきまでにたたきのめした。この惨劇により、ニューリン様は一命は取り留めたものの重傷。一方、ＨＧも闘いに対するＥＤ（ファイティングＥＤ＝ＦＥＤ）に陥ってしまった。
高田総統に「この３年間の努力が水の泡になったな」と言われた“キャプテン・ハッスル“小川直也は「オレはキャプテンとして何もできなかった」とうなだれ、原点に戻ってまた１からハッスル軍を立て直すことを誓った。
セミハッスルでは、これまで舌戦や“場外戦”を繰り広げてきたニューリン様とカイヤが６人タッグ戦で激突。カイヤの猛攻に開始早々ムチを失ってしまったニューリン様だが、試合中に天から白いムチが降臨。“天からの贈り物”を得たニューリン様がアン・ジョーからまごころ固めで３カウントを奪った。
一方、カイヤもチームが敗れたため初勝利はお預けとなったものの、ハッスル軍にいた時とは格段に違う力強さで男子レスラーとも互角にわたり合い、悲願である「男への勝利」が近いことを予感させた。
ハッスル初登場となる現三冠ヘビー級王者の鈴木みのるは、“犬猿の仲”であるＧＭＷこと坂田亘と６人タッグで対戦。なかなか坂田と絡もうとせず、性格の悪さを存分に見せ付けるも、ＲＧの赤フンスティンクフェイスやストンピングを食らって怒りを爆発。日本マット界をも制した”伝家の宝刀”スリーパーホールドでＲＧを容赦なく絞め落とし、留飲を下げた。
試合後、舌戦を繰り広げたみのると坂田に、ＲＧが「ボクが暫定三冠王者になって、２人の勝ったほうとやればいい」と“ナイスアイデア”を提案するも、２人は文字通りにＲＧを蹴り飛ばしてこのアイデアを一蹴した。
グラビアアイドル・海川ひとみがプロレスデビュー。先輩の眞鍋かをり、浜田翔子が見守る中、ＫＵＳＨＩＤＡ、＼(^O^)／チエとともにジャイアント・バボと対戦したが、まったく歯が立たず。ドロップキックやフェースクラッシャーなどは繰り出したものの、子ども扱いされ、最後はバボムでダウンしたＫＵＳＨＩＤＡとチエの足を使った変形キャメルクラッチ「世界のバボ」でレフェリーストップ勝ちした。海川は敗戦のショックとふがいさなに「ワガママにつきあってくれてありがとう」とリング上から号泣。試合後に行われた会見では「リングデビューできただけで満足する部分もあったけど、また目標ができた」とリベンジの可能性ものぞかせた。
ハッスル・スーパータッグ選手権ではチャンピオンのチーム３Ｄ（ババ・レイ＆ディーボン）が、モンスター軍の番犬コンビ、ソドム＆ゴモラに大苦戦。ソドムを３Ｄで沈め、初防衛には成功したものの、試合後には番犬コンビに襲撃されてマットに倒され、今後に大きな遺恨を残した。
■「ハッスル・マニア２００６」
１１月２３日（木・祝）神奈川・横浜アリーナ
＜メーンハッスル＞
○ザ・エスペランサー
（１０分９秒 ハイキック→体固め）
●ＨＧ
＜セミハッスル＞
小川直也、○ニューリン様、ＴＡＪＩＲＩ
（９分０３秒 まごころ固め）
川田利明、●アン・ジョー司令長官、カイヤ
＜第５ハッスル＞
坂田 亘、崔 領二、●ＲＧ
（１１分２２秒 スリーパーホールド→体固め）
○鈴木みのる、ＮＯＳＡＷＡ論外、ＭＡＺＡＤＡ
＜第４ハッスル～ハッスルスーパータッグ選手権～＞
［王者組］ババ・レイ（チーム３Ｄ）、○ディーボン（チーム３Ｄ）
（１５分１８秒 ３Ｄ）
［挑戦者組］●ソドム、ゴモラ
＜第３ハッスル～グラビアアイドル海川ひとみデビュー戦～＞
●海川ひとみ、ＫＵＳＨＩＤＡ、＼(^O^)／チエ
（９分３４秒 世界のバボ）
○ジャイアント・バボ
＜第２ハッスル～１万人掛け声マッチ～＞
○大谷晋二郎、金村キンタロー、Ｅｒｉｃａ、マーガレット
（８分０９秒 キンタ・マーあちち）
佐藤耕平、赤鬼蜘蛛、●青鬼蜘蛛、ドクロンＺ
＜第１ハッスル～ありがとう、さようならハッスル仮面～＞
○ハッスル仮面レッド、ハッスル仮面ブルー、ハッスル仮面グリーン
（９分０３秒 正義の赤い炎）
ハッスル仮面イエロー、●モンスター仮面ブラック、モンスター仮面ホワイト
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オープニングではハッスル最高責任者・ＧＭＷこと坂田亘の恋人、タレントのコイケえいこさんそっくりの“ハッスルの妖精”が「ハッスル・マニアにコイケえい子～♪」と歌って踊り、華やかに開演宣言を行ったが、その結末はあまりにも残酷なものだった。
メーンハッスルでは、“高田総統の闘う化身”ザ・エスペランサーとハッスル軍のエース、ＨＧが一騎打ち。人間離れした強さのエスペランサー攻略のため、「頬に傷のある少女」ニューリン様がオカリナを吹き、ＨＧがコマラツイストや三角絞めを繰り出してエスペランサーをあと一歩まで追い込んだものの、アン・ジョー司令長官がニューリン様のオカリナを強奪。さらにエスペランサーがハイパー・ビターンでニューリン様の胸を撃ち抜き、ニューリン様はその場に倒れこんだ。
オカリナがやみ、いつもの強さを取り戻したエスペランサーはＨＧをハイキックでＫＯすると、トドメに花道でパイルドライバーを放ち、完膚なきまでにたたきのめした。この惨劇により、ニューリン様は一命は取り留めたものの重傷。一方、ＨＧも闘いに対するＥＤ（ファイティングＥＤ＝ＦＥＤ）に陥ってしまった。
高田総統に「この３年間の努力が水の泡になったな」と言われた“キャプテン・ハッスル“小川直也は「オレはキャプテンとして何もできなかった」とうなだれ、原点に戻ってまた１からハッスル軍を立て直すことを誓った。
セミハッスルでは、これまで舌戦や“場外戦”を繰り広げてきたニューリン様とカイヤが６人タッグ戦で激突。カイヤの猛攻に開始早々ムチを失ってしまったニューリン様だが、試合中に天から白いムチが降臨。“天からの贈り物”を得たニューリン様がアン・ジョーからまごころ固めで３カウントを奪った。
一方、カイヤもチームが敗れたため初勝利はお預けとなったものの、ハッスル軍にいた時とは格段に違う力強さで男子レスラーとも互角にわたり合い、悲願である「男への勝利」が近いことを予感させた。
ハッスル初登場となる現三冠ヘビー級王者の鈴木みのるは、“犬猿の仲”であるＧＭＷこと坂田亘と６人タッグで対戦。なかなか坂田と絡もうとせず、性格の悪さを存分に見せ付けるも、ＲＧの赤フンスティンクフェイスやストンピングを食らって怒りを爆発。日本マット界をも制した”伝家の宝刀”スリーパーホールドでＲＧを容赦なく絞め落とし、留飲を下げた。
試合後、舌戦を繰り広げたみのると坂田に、ＲＧが「ボクが暫定三冠王者になって、２人の勝ったほうとやればいい」と“ナイスアイデア”を提案するも、２人は文字通りにＲＧを蹴り飛ばしてこのアイデアを一蹴した。
グラビアアイドル・海川ひとみがプロレスデビュー。先輩の眞鍋かをり、浜田翔子が見守る中、ＫＵＳＨＩＤＡ、＼(^O^)／チエとともにジャイアント・バボと対戦したが、まったく歯が立たず。ドロップキックやフェースクラッシャーなどは繰り出したものの、子ども扱いされ、最後はバボムでダウンしたＫＵＳＨＩＤＡとチエの足を使った変形キャメルクラッチ「世界のバボ」でレフェリーストップ勝ちした。海川は敗戦のショックとふがいさなに「ワガママにつきあってくれてありがとう」とリング上から号泣。試合後に行われた会見では「リングデビューできただけで満足する部分もあったけど、また目標ができた」とリベンジの可能性ものぞかせた。
ハッスル・スーパータッグ選手権ではチャンピオンのチーム３Ｄ（ババ・レイ＆ディーボン）が、モンスター軍の番犬コンビ、ソドム＆ゴモラに大苦戦。ソドムを３Ｄで沈め、初防衛には成功したものの、試合後には番犬コンビに襲撃されてマットに倒され、今後に大きな遺恨を残した。
■「ハッスル・マニア２００６」
１１月２３日（木・祝）神奈川・横浜アリーナ
＜メーンハッスル＞
○ザ・エスペランサー
（１０分９秒 ハイキック→体固め）
●ＨＧ
＜セミハッスル＞
小川直也、○ニューリン様、ＴＡＪＩＲＩ
（９分０３秒 まごころ固め）
川田利明、●アン・ジョー司令長官、カイヤ
＜第５ハッスル＞
坂田 亘、崔 領二、●ＲＧ
（１１分２２秒 スリーパーホールド→体固め）
○鈴木みのる、ＮＯＳＡＷＡ論外、ＭＡＺＡＤＡ
＜第４ハッスル～ハッスルスーパータッグ選手権～＞
［王者組］ババ・レイ（チーム３Ｄ）、○ディーボン（チーム３Ｄ）
（１５分１８秒 ３Ｄ）
［挑戦者組］●ソドム、ゴモラ
＜第３ハッスル～グラビアアイドル海川ひとみデビュー戦～＞
●海川ひとみ、ＫＵＳＨＩＤＡ、＼(^O^)／チエ
（９分３４秒 世界のバボ）
○ジャイアント・バボ
＜第２ハッスル～１万人掛け声マッチ～＞
○大谷晋二郎、金村キンタロー、Ｅｒｉｃａ、マーガレット
（８分０９秒 キンタ・マーあちち）
佐藤耕平、赤鬼蜘蛛、●青鬼蜘蛛、ドクロンＺ
＜第１ハッスル～ありがとう、さようならハッスル仮面～＞
○ハッスル仮面レッド、ハッスル仮面ブルー、ハッスル仮面グリーン
（９分０３秒 正義の赤い炎）
ハッスル仮面イエロー、●モンスター仮面ブラック、モンスター仮面ホワイト
11月24日3時30分更新