女子バレー WGP東京大会

 バレーボール女子のワールドグランプリ東京大会は20日、東京・有明コロシアムで最終日。予選ラウンドA組の日本はブラジルに0-3で敗れて2勝1敗で予選ラウンド第1週を終えた。サーブレシーブの乱れから持ち前のコンビバレーが機能せず、ブロックもブラジルの攻撃を止め切れなかった。日本はブラジル戦で16連敗。キューバは韓国をストレートで降し、今大会初勝利を挙げた。

 ○…日本のコンビバレーを支えるサーブレシーブが崩れて完敗。柳本監督は「ここを突かれたら嫌だな、というところを徹底的に突かれた」と振り返った。特に第2、3セットで乱れたのが木村だった。

 「日本は、高橋と木村が重要な役割を担っている。日本にスピードのあるゲームをさせないために狙った」とブラジル・ギマラエス監督。2人にサーブレシーブを意識させ、動きを封じる思惑があった。「自分が狙われることは分かっていたのに」と木村。前日に20歳になったばかりのホープが、乗り越えるべき壁はまだ多い。