サッカー オシム初戦、選考語録



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キリンチャレンジカップ2006日本代表メンバーを発表し記者会見場を後にするイビチャ・オシム監督=東京都文京区の日本サッカー協会で4日、


 
 日本サッカー協会は4日、オシム監督就任後、初の国際Aマッチとなるキリンチャレンジカップ、トリニダード・トバゴ戦(9日、東京・国立競技場)に出場する日本代表13人を発表した。オシム監督との主な一問一答は次の通り。
 --メンバーが13人と少ない理由は。
 11人以上いるので試合はできる(笑)。多くのクラブの事情が複雑に絡み合い、代表チーム(の日程)とバッティングしてこういう事態になった。ファンは誰が追加招集されるかを楽しみに、代表監督になった気分を味わえると思う。
 --追加メンバーは何人で、トレーニングの中身は。
 全体で20人ぐらいになるんじゃないか。新しいメンバーを含んだチーム作りになるから、時間をかけて組み立てる必要がある。13人はディナーをするために呼んだのではない。お互いを知ることは大切なことで、練習試合は大きな意味を持つ。
 --13人は具体的に何が良いと思って選んだのか。
 それはここで選手の分析をしろということか。話をすると長くなる。第1の基準は全員が日本人であること(笑)。これは絶対的な条件。それだけだ(笑)。
 --代表経験の少ない若い選手を選んでいるようだが。
 若い選手ばかりではないし、若過ぎる選手はいない。サッカー選手として普通な年齢だ。試合に出なければ経験は積めないだろう。
 --相手のトリニダード・トバゴについて。
 多くの日本人は、トリニダード・トバゴがどこにある国か分からないかもしれないが、W杯でも強豪相手に善戦した。観光で来日するわけではなく、簡単に勝てる相手ではない。生やさしい試合にはならない。