アジア初の「ベッカムアカデミー」、設立地検討中

2006 年 7 月 16 日


エリート作りではなく、子どもたちにサッカーを楽しんで欲しいというベッカム。単に名を冠するのではなく、自ら実務に携わっている。(REUTERS/Stephen Hird)
エリート作りではなく、子どもたちにサッカーを楽しんで欲しいというベッカム。単に名を冠するのではなく、自ら実務に携わっている。(REUTERS/Stephen Hird)

 現地時間15日、イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムが、自らが主催するサッカースクールをアジア地域でも開校する意向であり、現在設立地を検討中であることが分かった。ロイター通信が報じている。

 ベッカムはすでにロンドン南東部に『デイヴィッド・ベッカム・アカデミー』をオープンさせており、ロサンゼルスにも姉妹校を開いている。候補地の詳細は明らかにされていないが、太平洋から東アジア地域のなかで一番条件のよい都市ということになりそうだ。

 ベッカムは、かつて所属したマンチェスターU(イングランド)の英雄ボビー・チャールトン氏のスクールに通った経験を持つ。「子どものころの僕にとって『ボビー・チャールトン・サッカー・スクール』はとても大切な存在だった。楽しみながらサッカーを学べる機会を与えてもらえたからね」と自らも語るように、同選手が主催するサッカースクールはエリート教育の場ではなく、子どもたちが集う場を目指している。

 かねてより、引退したあとは子どもたちの指導に当たりたいと話してきたベッカム。関係者は「デイヴィッドはアカデミーに力を注いでいる。彼は各プランの詳細まで把握し、これらに携わっている」と、ベッカムの熱心さを強調していた。