主審も見ていないジダン頭突き、レッドカードは無効!?

2006年7月14日(金) 12時24分 

 2006年W杯決勝のイタリア対フランス戦で、延長後半に暴力行為を起こしたフランス代表MFジネディーヌ・ジダンの退場シーンについて、あるフランス人弁護士が「ビデオで確認したのなら無効」との声を上げている。ロイター通信が報じた。

 ジダンがイタリアDFマルコ・マテラッツィに頭突きを見舞ったことは、国際映像を通じて世界中に流れているが、問題とされているのは、その瞬間を主審も線審も見ていなかったということ。最終的に主審は第4審判に確認を取り、ジダンにレッドカードを提示したが、同弁護士は「FIFAの規定では試合中にビデオ判定を用いることは認められていない」「第4審判がビデオでそのシーンを確認したということが証明されれば、FIFAは決勝を再試合とすることが可能なはず」などと述べており、試合の無効を申し立てる構えを見せている。
[ 7月14日 12時24分 更新 ]