優勝のイタリア代表が帰国=首相らも快挙たたえる

W杯サッカー・ドイツ大会で優勝を果たしてローマに凱旋(がいせん)、市民から大歓声で迎えられるイタリア代表チーム(10日)
2006年7月11日

 【ジュネーブ10日】サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会で24年ぶり4度目の優勝を果たしたイタリア代表が10日、帰国した。チームはローマ市内に凱旋(がいせん)し、プローディ首相ら政府要人も快挙をたたえた。決勝戦があった前夜と同様、イタリア各地では緑、白、赤の3色旗がひるがえり、興奮に酔いしれた。

 10日午後6時半(日本時間11日午前1時半)すぎ、ローマ郊外のプラティカ・ディ・マーレ空軍基地に専用機が到着。タラップに金色のワールドカップを掲げたカンナバロ主将と、リッピ監督が姿を見せると、集まったファンから大きな歓声が上がった。上空には空軍機がアクロバット飛行を披露してチームを迎えた。

 その後、チームは市中心部で数々の歓迎を受けながら、午後11時、古代の馬車競技場跡、チルコ・マッシモに移動。10万人にも膨れ上がった大観衆とともに、歌い、踊り、喜びを分かち合った。