ビビアン・スー:4年ぶりの日本に「ただいまー」 映画「靴に恋する人魚」会見


会見に登場した(左から)ウド鈴木さん、ビビアン・スーさん、天野ひろゆきさん

 日本のバラエティー番組で活躍していた台湾生まれのタレント、ビビアン・スーさん(31)が主演した台湾映画「靴に恋する人魚」(ロビン・リー監督)のPRのため、4年ぶりに来日し、3日、東京都内で開かれた会見に出席した。映画の中でスーさんはハイヒールが大好きな女性を演じたが、今年2月に外反母趾の手術をしたため足を引きずりながら登場。「足が痛くてサンダルしかはけないの。100足くらい買ったから今年の夏はサンダルで通します」と話した。

 この作品は、香港の人気俳優、アンディ・ラウさん(44)が発足させた「FFC:アジア新星流」プロジェクトの第1弾。ラウさんは映画の中でナレーションも担当している。物語は、アンデルセンの「人魚姫」を愛読する車いすの少女、ドド(スーさん)は手術が成功して歩けるようになり、靴が大好きな女性に成長する。素敵な歯医者の男性(ダンカン・チョウさん)と結婚し、靴部屋まである新居で幸せに暮らしはじめるが……というロマンチック・ラブストーリーに仕上がっている。

 ゆっくりとした足取りで会場に入ってきたスーさんは「お久しぶりでーす」と日本語であいさつした後、「4年の間に日本語が下手になっちゃったの」と質問に答える時には北京語で話しはじめた。久しぶりの日本は「はあー、気持ちいい。ただいまーという雰囲気」とコメント。興奮で昨夜眠れなかったといい、4日間の滞在中に「焼き肉食べたり、会いたい人もいっぱいいる」と笑顔で話した。同じ番組に出演していたお笑いコンビ、キャイ~ンのウド鈴木さん(36)と天野ひろゆきさん(36)がプレゼントを持って駆けつけると、懐かしそうに2人に抱きつき、スーさんが天野さんらと結成していたブラック・ビスケッツのヒット曲「タイミング」の歌を3人で振り付きで披露。天野さんが「絵本のようでヨーロッパの香りもする映画だね」と話しかけると、スーさんは「台湾のアカデミー賞(金馬賞)をもらったんだよ」と答えながらも、ウドさんに「結婚おめでとう!」と関係ない話を振るなど独特のペースで話し続け、天野さんに「相変わらず空気読めねえな」と突っ込まれていた。

 映画は9月から東京・新宿武蔵野館ほかで全国順次ロードショー公開予定。

公式サイト:
http://www.ffcjp.com/kutsu/

2006年7月3日