全て板張りの屋上広場


横浜市中区
2002 / 6 / 14
大さん橋(おおさんばし)は、安政6年(1859年)に開港した横浜に、本格的な港湾施設として明治22年から29年にかけて建設された横浜港で最も歴史のある埠頭です。昭和39年の東京オリンピック開催を契機に、外航客船に対応する客船ターミナルの新設等大改造が行われ本格的な客船埠頭となり、横浜港に入港する客船を迎える横浜港の顔、日本の海の玄関としてその役割を果たしてきましたが、客船の大型化や桟橋の老朽化のため再整備が必要となり、昭和63年度(1988年)から桟橋部分の工事に着手、平成12年(2000年)からは、新しい客船ターミナル部分の整備が進められてきました。

国際客船ターミナルは、平成6年に国際コンペを実施し、応募件数41カ国・660件の中から英国在住の建築家 アレハンドロ・ザエラ・ポロ & ファルシド・ムサビ案が最優秀作品に選ばれ建設された物です。ワールドカップ開催に合わせて進められてきた工事もほぼ完了し、2002年6月1日に施設の大部分の供用を開始しました。
大さん橋国際客船ターミナル
2002年6月1日現在の供用開始部分
●構造:鉄骨造
○規模:地下1階地上2階建、最高高さ15m、建物の長さ430m、幅70m
●建物の特徴
○山下公園等からの眺望や見通しを妨げない高さに抑え、客船を主役として船を引き立てる景観に配慮。
○屋根面はゆるい二方向の曲線からなる個性的なデザインです。また屋上の床はブラジルの「イペ」と言われる木でできていて、耐久・耐火・耐塩に富んでいるそうです。
○建物内部は、柱・梁のない大空間を構成
○ターミナル内には階段がなく、スロープやエレベーターにより上下階に移動できるバリアフリー対応
施設内容 屋上 広場
送迎デッキ
誰もが自由に散策できる24時間オープンの広場。横浜ベイブリッジやみなとみらい、また客船の入出港などをを間近に楽しむことができます。
  2階 客船ターミナル施設
出入国ロビー
インフォメーションや船会社カウンターがあって、乗船手続きなどを行う場所です。カフェやショップも併設
9時~21時まで自由に入館可能
    CIQ
(税関・入管・検疫施設)
出入国する船客の携帯品の通関検査、パスポートやビザの審査、伝染病や動植物の検査等を行う所です。
    大さん橋ホール他  
  1階 駐車場 ターミナル一階の駐車場には、普通乗用車最大約400台の駐車が可能です。大型バスにも対応しています。
2階出入国ターミナル入口は一般車進入禁止。1階駐車場へは、正面入口から左に周り込んで入庫。
※駐車場営業時間
日曜日~木曜日 : 7:30~23:00
金曜日・土曜日 : 7:30~25:00
1H \400
  地下 機械室、防災センター  
2002年 7月 屋上広場全面供用開始 ( 予定 )
2002年12月 ターミナル全面供用開始( 完成予定 )


船 大さん橋国際客船ターミナル 

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