清水崇監督の日本凱旋最新作「輪廻」は
“オリジナルで勝負!”の心意気で見せたミステリー・ホラー
<><><><><><><><><><><><>


<><><><> <><><>
「レッドカーペットや舞台挨拶は貴重な体験であると同時に楽しかった」と緊張しながらも笑顔で質問に応じる優香

輪廻

「輪廻」は、2006年1月7日(土)より全国公開
(C)2005「輪廻」製作委員会

 日本人監督として初めて全米興行ランキングNO.1を獲得した清水崇監督による最新作「輪廻」が、10月27日(木)に世界で初めてのお披露目となった。本作の上映の前に舞台挨拶が行われ、出演の優香、香里奈、椎名桔平、一瀬隆重プロデューサー、そして清水崇監督が登壇した。

 仏教思想の輪廻・生まれ変わりを題材にした映画ということで、登壇者がスピーチとともに自身の前世について明らかにすると、会場に笑いが漏れるなど和やかな雰囲気での挨拶となった(ちなみに各自の前世は、優香[イタリア人]、香里奈[中国人]、椎名桔平[タツノオトシゴ]、一瀬プロデューサー[ラッコ]、清水監督[背の高いフランス人]だそう)。

 「呪怨」を自らリメイクした「THE GRUDGE」に続き、日本凱旋となる本作は、完全オリジナル・ストーリー。すでにリメイク権について数多くのオファーが来ているという。Jホラーの火付け役・一瀬プロデューサー曰く、「リメイクよりオリジナルを見てもらいたい」と、本作に対する出来に強い自信を見せた。

ランキングオンライン

    


 元々ホラー映画が好きだという主演の優香は、「実際にホラー映画に出演したら、怖い目に遭うのではないかと思ったりもしたが、楽しかった」とコメント。一方、ホラー映画を撮り続けている清水監督は、「(もしそうだとしたら、)僕なんか怖い目に遭いまくりです。大丈夫です」とフォローしつつ、「前作『呪怨』を裏切るようなものを作ってみたかった。輪廻というタイトルは仏教用語だが、“生まれ変わり”という考えは世界中の人々が持っていると思うので、宗派や民族にこだわらずに怖がってもらえたら」と意気込みを述べた。


ランキングオンライン
       

 
 本作は、35年前にとあるホテルで起きた大量無差別殺人事件と、その事件を映画化するためのオーディションに参加した新人女優が次第に不思議な幻覚に悩まされていく様子を描く。清水監督は、新人女優の杉浦渚役を演じる優香に対して、「普段テレビなどで見せる明るく元気な顔を見せないようにした」という意向が伝わる恐怖演出を見せる。優香本人も「一回も笑ったことがなかった」と撮影を振り返った。


ランキングオンライン