近年、各地で相次ぐ山火事の報道に、胸を痛めておられる方も多いのではないでしょうか。広がる炎は自然の猛威であると同時に、人の暮らしや命にも深く関わる問題であり、決して他人事ではありません。
本年は「丙午」の年。東洋の運命学において、丙は「火」を象徴し、午もまた「火性」を帯びる支です。すなわち、天地ともに火の気が強まる年回りであり、その象意が自然界に現象として顕在化しやすい時期ともいえるでしょう。
乾燥や高温といった気象条件と相まって、この「火」の気が過度に働くとき、山火事のような形で現れることは、決して偶然とは言い切れません。
しかしながら、運命学は単なる予測の学ではなく、「いかに整えるか」という智慧の学でもあります。火の気が強い年であればこそ、人はより一層の注意を払い、備えを怠らず、調和を意識した行動が求められます。小さな火種への配慮、自然への畏敬の念、そして日々の心の在り方――それら一つひとつが、大きな災いを未然に防ぐ力となるのです。
自然の動きは、時に厳しく、そして正直です。だからこそ、私たちはその流れを読み、抗うのではなく、整え、寄り添う姿勢が大切になります。
一日も早い鎮火と、被害に遭われた方々の平穏な日常の回復を、心よりお祈り申し上げます。
そしてこの出来事を通じて、今一度「時」と「気」の巡りに目を向け、よりよく生きるための指針としていただければ幸いです。