「成長スパート」と呼ばれています。成長スパートの開始年齢は、個人差がありますが女子では11歳、男子は13歳頃にピークになります。1年間に男子は約10〜12㎝。

小学校中学年くらいには、身長・体重をまめにチェックしましょう。月に1回計測するのがおすすめで、急に身長が伸びだしたら、「成長スパート」かも。


成長ホルモン分泌が高くなるのは、夜の11時半くらいまでなので、遅くとも9時半くらいには寝かせましょう。小学生の目標とする睡眠時間は10時間。
(1)決まった時間に寝て起きる
(2)寝る前にスマホやテレビの画面を見ない
(3)寝る前に身体を温めすぎない
(4)寝る直前の激しい運動は避ける
(5)夕食やおやつは寝る2時間前までに


「成長スパート」期は、とにかく食事をしっかりとり、LBMを増やすこと。とくに、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンは、えびやまぐろ、豚・鶏・牛のゼラチン、ピーナツ、高野豆腐などに豊富に含まれています。ただ、アルギニンはアミノ酸の一種で、それだけをとっても、ほかにたりない栄養素があると十分な筋肉や血をつくることができません。「ばっかり食べ」ではなく、旬の食べ物をメインに、肉や魚を積極的に、かつバランスよくとりましょう。

1. 適度な運動

骨は刺激を与えることで強くなり、伸びていきます。鯉川先生によると、身長を伸ばすためには次のような運動が効果的だそうです。

●ストレッチや体操(柔軟性を高める)
●鉄棒などのぶらさがりの運動
●スキップやジャンプ、縄跳びなど(骨に刺激を与える)
●水泳(持久能力を高める)

たとえば、鬼ごっこやゴム跳びなど、普段からお友だちと一緒に遊んでいる内容でも十分だということがわかりますね。鯉川先生は、1日に60分程度を目安にこのような運動をすることを推奨している


2. エネルギーバランスのとれた十分な食事

毎日の食事は、丈夫な体をつくるためにも、身長を伸ばすためにも欠かせません。成長スパート期は特にカルシウムの吸収率が高くなるので、積極的に摂取していきたいですね。

管理栄養士の新生暁子先生は、成長スパート期の食事で気をつけるポイントを次のようにまとめています。

●骨を強くするカルシウムとマグネシウムの理想的なバランスは2:1
●ビタミンDでカルシウムの吸収を助ける
●たんぱく質と一緒にビタミンCを
●亜鉛で新陳代謝アップ

たとえば、子どもが大好きな具だくさんのカレーなどがおすすめです。肉や魚介類でたんぱく質や亜鉛を、きのこ類に含まれるビタミンD、ビタミンCやミネラルは野菜類で摂取できます。また、カルシウムやマグネシウムが含まれるナッツ類をおやつにすれば、骨を強くする効果が期待できるでしょう。


3. 8〜10時間の睡眠

「寝る子は育つ」の言葉通り、睡眠と子どもの成長の関係は切っても切れません。眠っているあいだに分泌される「成長ホルモン」によって骨や筋肉は成長していくため、成長スパート期にはたっぷりと良質な睡眠をとらせるよう意識したいところです。

鯉川先生によると、成長スパート期に必要な睡眠時間は「1日8〜10時間とのこと。小学校高学年にもなると、学校の宿題や習い事などで毎日忙しく、就寝時間も遅くなりがちです。さらに、学年が上がるにつれて、睡眠時間を削ってでもゲームやSNSに没頭してしまう子が増えます。