さて今日は

 

「思春期の脳はただでさえ、

 迷走しやすい!」

 

についてです。

 

思春期のお子さんの脳は

起立性調節障害の子でなくても

迷走しやすくなっています。

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なぜなら、

前頭前野の理性の脳の発達が

まだ未完成であり、

 

それでいて

興奮しやすいドーパミンという

物質の分泌が増えます。

 

自分の興味や関心に対して

理性の抑制が効きにくく、

思うがままに突き動かされやすい

時期になります。

 

また、感情を作り出す偏桃体が過敏に

反応しやすい時期でもあり、

 

メンタルが不安定になりやすいんです。

 

さらに言うと、アイデンティティ確立のために

自分への意識が向いてくる時期です。

 

ですから、

理性というブレーキが利かない、

自己中心的な

アクセル全開のレーシングカーの

ような状態。

 

あちこちにぶつかって

トラブルを起こしては、

またエンジンをふかして走りだす。

 

そんな不安定な状態です。

 

ですから、

感情的にママに反抗したり、

 

ぶっきらぼうに反応したり、

 

今までスムーズに動けていたことが

何度言っても動かない…

 

そんな状態になるんです。

 

だから弁当箱も出さなければ、

宿題も後回し…

 

ああいえば、暴言…

 

そういった脳の仕組みが分かれば、

 

「ああ、この子、

正常に脳が思春期してるわ。」

 

と、どんと構えることができます。

 

そうまさに「順調」なんです。

 

ですが、順調な脳の変化なのですが、

ここに不適切なかかわりをすると、

どんどん拗らせていきます

 

この時期のこじらせ感は

脳にもダメージを与えますし、

 

その後の親子関係にも

大きく影響します。

 

思春期の時期に親子関係をこじらせて、

その後一切顔を合わせていない…

 

そんな親子もたくさんいます。

 

ですから、

この時期の親子のコミュニケーションは

お子さんが健全なアイデンティティを

確立するうえでも、

 

その後の親子関係においても

非常に大事なんです。

 

重要なのは

この時期のお子さんが

親に従順であることではなく,

 

親がお子さんの脳の仕組みを知って、

適切な対応をすることなんです。

 

特に起立性調節障害のお子さんは

「偏桃体の過敏さ」があり、

不安になり理性の脳も効きにくく

なりやすいお子さんです。

 

そのことを知って、

偏桃体の過敏さを引き起こさない、

そして理性の脳を刺激する方法

接すること、

 

お子さんの存在を尊重し、

認める声かけをすることが

大事なんです。

 

だから今日から、

いちいちお子さんの言動に

振り回されずに、

 

思春期のお子さんにも届く

声かけでこの不安定な時期を

少しでも健全に乗り切れるように

サポートしていきましょうね。

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今日はここまでです。

 

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