◾️試乗できるディーラーが増えた

発表直後は試乗車があるディーラーが少なく、川崎まで行かないと乗れなかったのですが、最近チェックしたら試乗可能なディーラーが増えてました。

試乗できるかなと思い、ホンダのサイトから試乗希望を出したところ、意外と混んでなく、休日でも空いているとのこと。

さっそく行ってきました。

 

◾️思いっきり商談される

約束の時間にディーラーに行ったら、担当の方が出てきたので、すぐには買うつもりがないことを伝えたのですが、シトロエンの査定をさせてくれというので、ま、いいかと査定してもらいました。

その間に試乗車のプレリュードを見ます。

 

赤もなかなかいい

やっぱりフロントデザインがイマイチ。

担当の方曰く、人気色は白と赤とのこと。

 

ホンダらしいゴチャゴチャのエンジンルーム

(ただしカバーがない分整備性はいい)

 

タイヤはコンチネンタルのプレミアムコンタクト6でした。

(最新世代は7です)

スポーツコンタクトではなく快適性重視ですね。

 

運転席

 

助手席側インパネの刺繍

 

インテリアの質感は悪くはないけどそれほど高級な感じはしません。

ホイールベースが短いため後席は大人は座れないレベル。完全に非常用ですね。

旋回性を上げるために黄金比とかでホイールベースを短くしたそうですが、ジジイは別の理由を隠すための言い訳だと思います。

そう思う理由はまず、プレリュードはコーナーをガンガン曲がるスポーツカーでもなく、ましてタイプRがずっと長いホイールベースで成立しているんだから旋回性を上げるためにホイールベースを短くする理由がない。むしろグランドツーリングを目指しているのだからホイールベースは長くあるべきだからです。

 

にも関わらず、短くする必要があった理由を挙げます。(推測です)

⒈最小回転半径

 最小回転半径はホイールベースが短い割に5.7mと大きいです。

 タイプRが5.9mとめちゃくちゃ大きいけど、これはタイプRという特殊な車なので

 許されるのに対し、普通のクーペじゃ許されないためホイールベースを短くして

 5.7mとしたのでしょう。

 アコードなんてホイールベース225mmも長いのに回転半径は5.7mです。

 (タイヤ幅は同じ235)

 

⒉軽量化

 プレリュードはシビックハイブリッドと同じパワートレインなので出力は184PSと

 大したことありません。それでもスポーティな走りを確保するためには、

 軽量化が必要です。

 ホイールベースを短くすれば軽くなります。

 またパワーシート、ベンチレーションシート、電動テールゲートなどの装備がなく、

 装備類が簡素なのも軽量化のためと言えるでしょう。

 

3.コスト

 タイプRと比べタイヤ幅が30mmも細くなっているので、その分タイヤ切れ角を増やせる

 はずで、そうすればホイールベースを短くしないでも5.7mは達成できるんじゃないかと

 思いますが、切れ角はタイプRから変えていないと思われます。

 その理由はおそらくバリエーションが増えることによるコスト増を防ぎたかったのでは

 ないかと(それと、あとから太いタイヤのタイプS追加するから?)。

 簡素な装備類もコストダウンには有効です。

 

ただし、軽量化とコストを狙ったとしたら矛盾することがあります。

それはテールゲートの存在です。

独立したトランクを持つオーソドックスなクーペの方がずっと軽く安く作れ、ボディ剛性も確保できます。

にも関わらずなぜハッチバックタイプにしたのか?

ジジイには謎です。 たぶん商品企画がポンコツだから?

 

結果として、シビックハイブリッドより重いサスペンション、ブレーキ、タイヤを装備しながらシビックハイブリッドより30kg軽くなってます。

一定の効果があったと言えますが、もともと2ドアでボディ軽いし、ハッチバックをやめればあと50kgくらい軽くできただろうに。

ハッチバックやめてタイヤ切れ角を増やしていればホイールベース短くしなくて済んだのになあ。

 

というわけで黄金比うんぬんは言い訳でしょう。

 

査定が終わりガチの見積もりが出てきました。

ドラレコやボディコーティング付けて総額700万。

見積もりもらって、「ありがとうございました〜」とお見送りされそうになったので、「あの〜試乗は?」と聞くと慌てて準備してくれました。

完全に忘れてた?

他の人の試乗の前に割り込んだ感じになっちゃいました。

 

◾️試乗の印象

割り込んだ形になったので試乗は短めで、しかも市街地なので全くスピード出せず。

30km/h以下の低速走行で、幹線道路で一瞬だけ50km/hくらい出せました。

乗り心地は、GTだとやや硬い、コンフォートでもバネの高さが目立ちます。

もう少しバネレートを下げてスタビレートを上げることはできなかったのか?

1G締めやり直せば気にならなくなるかも。

ハンドリングとステアフィールは低速すぎてほとんど評価できませんが、応答ゲインは穏やかで好印象です。

スポーツだと極低速でステアフィールがややフリクションっぽいですが、40km/hくらい出れば気にならなくなりました。

ステアリングの重さ自体も無闇に重くなく好印象です。

S+でも低速走行だと普通のハイブリッド車のままで静かに走ります。幹線道路で踏み込んで50km/hまで出した時には、擬似シフトを体験できました。

加速性能はそれほど速くありませんけど、いいんじゃないでしょうか。

テールゲート開けた時の開口部が高くてビックリ(ホンダじゃないみたい)しましたが、そのおかげでボディ剛性は全く不足を感じませんでした。

リアシートを倒せばなんとか自転車も積めそう。(後輪も外さないとダメかも)

全体的には好印象です。

 

イマイチなところはシートが電動じゃない、シートヒーターはあるけどベチレーションが付いてない、フル本革シートじゃない、テールゲートが電動じゃない、ホンダセンシング360+が付いていないところ。

タイプSが出てこういった装備がつくといいなと思います。

 

担当の方にはタイプSが出そうだったらすぐ教えて欲しいとお願いしておきました。

出ないかなぁ、電動4WDの250PSのタイプS、100万アップくらいで。