■ジジイには投資のセンスが皆無

20年以上前から投資をしています。

個別株売買も投資信託もやってます。

ですが個別株売買ではおいしい思いをしたことはあまりありません。大体損してます。

儲けた場合も売り時を大きく間違えてみすみす儲けを逃してます。

 

例えば、アメリカの証券会社にエヌビデアとマイクロソフトの株を持ってました。

ずーっと損益マイナスで辛い思いをしてやっと昨年4月ごろプラスになったので売ったんですが、ご存知の通りその後の株価は右肩上がり…

 

こんな経験ばかりしてきたのでもう個別株売買はやめることにしました。

長年大幅にマイナスだった銘柄も昨年末全部処分しました。

あー、スッキリした。

 

で、これからは株関係は投資信託で行きます。

投資信託なら長期で持てばだいたい儲かるし。

 

■退職後のポートフォリオを考える

昨年退職したのでポートフォリオを見直すことにしました。

もちろん退職金でまとまったお金が入ってきたこともありますが、それよりもこれから収入が限られますから、あまりにリスキーな運用は避けないといけません。

じゃあ、どんなポートフォリオが定年後に向いているのか??

 

昔からの黄金律として言われているのは年齢分の割合だけ債権などの安全資産にすべきというものがあります。

ジジイの年齢なら60%を債権や預金にすることになります。

ただ最近は年齢に関係なくリスク資産投資の方がいいというレポートがあったというのも読みました。

反面、日本のサイトでは60代は大半を国内債券にすべきと書いてあったりもします。

(この恐ろしく低金利時代でこれから国内金利が上がる=債権値下がり時期なのにこんなこと書くサイトは信用しないほうがいいです)

 

年代別のポートフォリオの理想形は色々言われてますが、結局人それぞれ。

何が正しいかは自分が(損をした時でも)納得できるかでしょう。

 

ジジイの考え方は以下のような感じです。

まず株は短期的には大きな値動きがあってマイナスになることも結構あります。

したがって株の投資信託は長期で持つことが前提となるので株の投資信託に入れる資金は当面(最低でも5年~10年)使う予定がない分とすべきでしょう。

 

債券は満期までの期間と金利にもよりますが、これからアメリカは金利が下がっていくことを考えるとドル建て債券は株より短めの保有でも大丈夫そうです。(もちろん満期まで持ってもOK)

日本の債券は上にも書きましたがそもそも低金利だし、これから金利が上がることを考えるとあまり持つ意味ないどころか、損失を出す可能性が高いと思います。

 

現金は利子がつかないので預貯金で持っているとインフレ率分目減りしていきますので、万一の時に対応可能な額があれば十分かと思います。

具体的には2週間~1か月ほどしのげる金額でしょうか。

 

■いよいよ見直し始める

ジジイの場合、見直し前はドル建MMFが25%、外貨建社債が23%、円建外債が3%、円建日本株が5%、円建先進国株が6%、円建新興国株が0.5%、その他が1.5%、残りが現金でした。

 

素人にしてはずいぶん分散しているという印象お持ちかと思います。

理由は、ファンドラップをやっているために、勝手に分散してくれたためです。

ファンドラップおススメです。手数料が若干高いのですが、何も考えなくても長期で持てばほぼ確実に増えてくれます。(ジジイの場合、年6%複利くらい)

 

現状の配分割合は株などのリスク資産が12%、比較的安全な債権が26%、現金とMMF合わせて61%と安全方向(=インフレに対応できない)に振りすぎです。

 

ドル建比率が大きいのはアメリカ駐在で給料ドル建てだったからです。

外貨建て資産が全体の52%で、円建てとはいえ為替影響受ける海外への投資が11%と合計63%とかなり海外資産比率が高くなってしまってます。

円で持ってても利息つかないし、日本株も昨年初めまではダメダメでしたのでやむを得ない選択でした。(マンション買うのに日本株の投資信託を解約したせいもあります)

 

比率が大きすぎる現金とMMFをどうするか?

証券会社のポートフォリオアドバイスによると日本株と新興国株を増やせと言ってきます。

あまり気乗りしなかったのですがまあいいかと思い、とりあえず新NISA枠いっぱい年明け早々に日本株とインド株の投資信託買って、ファンドラップにも資金追加しました。

ドル建て外債とアメリカリートファンド、インド債券ファンドも買いました。

 

さらに世界株のアクティブファンドを買おうと思っているのですが、ちょっと買うタイミングを逃してしまい、いつ買うべきか考えあぐねています。

 

■理想的なポートフォリオ⁇

(世界株アクティブファンドも買ったとして)ここまで買いまくってやっとリスク資産23%、債券60%、リート6%、現金10%の比率になります。

海外比率は82%とさらに高くなってしまいました。

 

債券比率は偶然にも60%になりました。

現金も入れると70%、さらにリートも入れると76%になるので、まだ安全方向に振りすぎかも?

よくわからないけど、まあ良しとしましょう。

 

■生活できるか?

この投資比率で債券の利息とリートの配当金で資産総額の3.3%くらいの安定収入が期待できます。

円高が115円くらいまで進んでもマンションのローンと管理費くらいはまかなえそうなので、まあまあじゃないでしょうか?

さらにリスク資産の値上がり率は長期でならすと年平均大体5~6%くらいなので、それも加味すると全体平均は年5.1%となりました。

細々と暮らしていけば、厚生年金が出る65歳まで何とか食いつなげそうな気がしてきました。

 

ちなみに年明け早々に買った国内株の投資信託とインド株の投資信託ですが、1ヶ月ちょっと経過して国内株が4%程度、インド株が6%程度上がってます。

ただこれは出来過ぎでしょう。

逆にアメリカリートや債券などは値下がりしてます。

まあ短期で見ても仕方ない。

 

◼️悪い展開を予想しておく

目論んだとおりにうまくいけば万々歳ですが悪い展開も考えておく必要があります。この皮算用(ポートフォリオ)の不確定要素は急激な円高と株安、債券発行体の破綻です。

 

為替に関してはこの後円安にこれ以上振れることはありえず、資産が目減りする円高方向だと思いますが、極端な円高は考えにくいと思ってます。

理由は、ざっくり言えば国力の低下、もう少し細かく言うと、人口減少、労働市場の流動性が低く無能なトップが多いことから収益性の低い日本企業の多さのためです。

(なぜ無能なトップが多いかといえば、流動性が低い労働市場のため淘汰されないためだと思います)

もうひとつ、新NISAで海外投資が増えるというのも円安要因と言われてますね。

 

ジジイが予想するレンジは今年は140円まで行かない程度、長期でも130円までじゃないでしょうか?(構造的な要因で抜本的な改革なんて無理でしょうから)

多少の円高なら、利回りのほうが上回るという算段です。(というか上回ってほしい・・・)

それとアメリカの金利が下がると円高になりますが、同時にドル建ての債券価格は上がるので円高分をある程度相殺できるという目論見もあります。(金利が下がると有利なリートも買ってあります。)

 

株安のほうは必ず起こるので、株安タイミングで投資信託を売らなければいけなくなるようなことがないように安全資産を多めにしてあります。

株安タイミングで大金が必要になった場合は、債券かリートを処分するつもりです。

 

小心者なので株の値下がり局面で安全資産を取り崩して株に追加投資ができるかが課題ですが、できなくても損するわけじゃないし、その時の状況次第で決めようと思います。(きっとできないと思います)

世界株のアクティブファンド買わずに1年くらい様子見るかな??

 

最後は債券発行体の破綻です。

購入時に格付けを一定以上のものにし、購入先を分散させるのは基本でしょう。

保有中の事態急変はニュース見ててもわからないというか、ニュース出る頃には手遅れだと思うので、価格動向を見守ることくらいしか思いつきません。

(クレディスイスの破綻ってだれか予測してたんですかね?)

そんなことがないことを祈るしかありません。

 

お願いだから、株が下がるくらいはOKだけど金融危機にはならないでね。

まあ最悪ポートフォリオが半減しても死ぬわけじゃないので、これで行きます。

世界株のファンドどうしよう・・・今買うと典型的な高値掴みじゃないかなあ?

いったん債権かリートに入れておいて様子見るかな??

あー、決められない。優柔不断だ・・・