■仕事を始める

定年退職した後、企業と業務委託契約を結んで仕事を始めました。

先日台湾へ行ったのもその一環でした。

 

■個人事業主?

どこにも属さないで仕事をするとそれは自営業になり、ジジイは定義上個人事業主というものになるそうです。

だからどうした?って話ではあるんですが、ずっとサラリーマンだったのでどんな手続きをしなくてはいけないのか全然わかりません。

ググると開業届や青色申告申請を出したほうがいいとかあります。

おまけに雇用保険の失業給付ももらってるので、その中止手続きもしなくてはいけません。

どんな手続きが実際に必要なのか、税理士に相談してみることにしました。

 

そしたら、やっぱり個人事業主として開業届を出すべきで、青色申告申請もしたほうがいいだろうとのこと。

ただ、今年中は労働時間が少なく収入が少ないのなら、来年初めに正式開業として、今年は白色申告でもいいんじゃないかとも。

そんなに青色申告って大変なのか…

 

■開業する決断をする

確かに労働時間は少なめで収入も少ないのですが、そうは言っても失業給付の基準である週20時間以上の労働を超える週が月の半分くらいにはなりそうなので、これで失業状態ですと言い張って失業給付もらうのはなかなか忍びない。(平均すれば週20時間未満にはなるのですが)

 

ハローワークで開業したと宣言(失業給付をいらないと宣言)するんであれば、開業届も出すべきだろうと思いますし、開業届出すなら青色申告申請も出したほうがいいだろうということで、開業しようと決めました。

 

■e-taxで申請をトライする

以前確定申告で使ったこともあったし、マイナカードも持ってるし、オンラインで申請できるなら簡単でいいし、税務署のウェブサイトでも推奨してますので、開業届をe-tax経由で出すことにしました。

 

で、ログインして手続き画面探しますが見当たりません。

どうもスマホやタブレットからのWeb版ではダメで、PCにソフトをインストールしなきゃダメらしいです。

仕方ないのでソフトと、セキュリティ何ちゃらのプラグインっぽいものを幾つかインストールしてソフトを起動したところ、ありました。開業届手続き。

PC上で必要情報入力して、個人情報をマイナカードで入れようと思ったら、ICカードリーダーで読み取れと言ってきます。

そんなもの持ってません。

 

Web版であれば表示されるQRコードをiPhoneのマイナポータルアプリで読み取ってマイナカードをiPhoneで読み取れば認証を完了するのですが、インストールタイプのソフト版だと対応していないようです。

いろいろ調べたら、アンドロイドならokだけどiPhoneは仕様上困難で対応していないとか…

 

そんなこと知らんよ〜

 

半分以上はいる(正確には69%だそう)と思われるiPhoneユーザーを切り捨てて知らん顔ってどういうこと⁇

Web版ではQRコードとアプリで認証できてるのになぜインストール版でもやらない?

そもそもWeb版で開業届手続きに対応していないのはなぜ⁈

 

あまりにお粗末なIT対応と言わざるを得ません。

 

■手書きの書面で提出する

他に手がなくどうしようもないので、書式をダウンロードして手書きで記入し、開業届と青色申告申請書を作成しました。

わざわざ税務署なんか行ってる暇がないので、それらを返信用の封筒と共に封筒に入れて、切手を貼って送りました。

 

■ハローワークに行く

開業届出したので失業給付の中止手続きをしにハローワークに行きました。

手続きは問題なく終了、開業日までの給付をもらえることに。

その場で審査に通れば就業手当?みたいなものがもらえますよと言われ、書類を作成し、後で送付することにしました。

帰宅して手続き書類に記入し、自営業開業なので「創業計画書」なるものを作成します。

審査のポイントはどうやら1年後にも事業が継続できている見込みがあるか?のようです。

ジジイ、1年で辞めても全然OKと思ってますが、すでに2社と委託契約を結んでいること、1年後も現在と同等以上のニーズは見込めることなどを記入し、提出しました。

ネガティブな面として業態としては需要はそれほど多くない(ニッチだという)ことも正直に書きました。

 

しばらくしたらまあまあな額が職業安定所名義で振り込まれており、おそらく審査に通ったんだと知りました。

 

後日、税務署から返信用封筒に入った開業届の控えも送られてきました。

無事に税務署関係の手続きも済んだようです。

 

これでめでたく?個人事業主として開業です。

そうは言ってもたかだかバイトなんで全然気負ってません。

細々とやっていけたらと思います。