■定年後の生活

別記事でもたびたび書いているように、ジジイは定年を機に東京へ移住します。

移住先を東京にしたのは終活の一環で、以下のような理由によります。

 

1.子供のひとりが東京に住んでいるので、子供の子育ての手伝いができる

2.年を取って車が運転できなくなると、車社会の栃木は極めて不便

  →無理して運転を続け、人を殺したくない

3.ジジイが住んでいる郊外の住宅地は、ジジイが死ぬ頃には人口減少とそれに伴う公共サービスの低下により「負動産」になりかねない

  →子供に迷惑をかけたくない

 

テレビなどでは都会から田舎への移住がもてはやされていますが、田舎は若い頃に住む場所です。

老人には利便性が何より大切。(個人の意見ですけど)

 

というわけで、引っ越しです。

4月に妻だけ先行で引っ越した際、業者を使ったら一人分なのに13万くらいしたので、今回は自分たちで運ぶことにしました。

クルマで何回か往復しても1往復5000円なので絶対10万もかかりません。

結局4~5往復くらいで運びきりました。

その程度で済んだのは、引っ越し先が狭いためたくさん捨てたためでもあります。

 

■栃木の家を売りに出す

東京に移住するので、栃木の家は売りに出しました。

日本の場合、建物は古くなると資産価値はゼロになります。

(イギリスなんかは古いほうが高かったりします)

そのため、土地の査定価格にちょっと上乗せしたくらいの価格で売りに出しました。

(土地の価格も、買った頃のバブル直前に比べ下がっています。)

 

結果は、その地区で一番人気となり、あっという間に買い手が付きました。

安く出しすぎた・・・

 

■家を掃除して、車を売って、栃木に別れを告げる

最後の引っ越し荷物をシトロエンに積み込み、空っぽになった家をもう一度掃除してから、もう一台の軽自動車を売りに行き、栃木での引っ越し作業は終了です。

 

◾️栃木はいいところ

途中海外駐在で中断はありますが、その期間を除いても約23年もの間、栃木に住みました。

栃木は自然に溢れ、雷以外大きな災害もなく、食べ物はなんでも美味しくて安く、温泉はどこにでもあり、安くて広い家に住めます。

つまり、めっちゃいいところ。

難点は最初にも書きましたが他の地方都市と同じように、クルマがないと生活が極めて不便だということです。

これが決め手でジジイは移住を決めました。

 

地方自治体には、もっとアグレッシブにコンパクトシティ化を推進し、全年齢世帯に向けて何ができるかをPRすべきです。

その点で、ジジイが住んでた自治体は周辺自治体に比べ大きく見劣りしていました。

 

でも栃木がいいところであることにはなんら変わりがないので、これからも遊びに行きたいと思ってます。