■もうすぐ60歳

ジジイ、もうすぐ60歳になっちゃいます。

自分が還暦を迎えるなんて、正直言って全く信じられません。

頭の中は厨二のままなのに…

 

■将来設計として終活を始める

信じられなくても現実は容赦なくやってきます。

年齢的には早すぎるかもしれませんが、ジジイは短命の家系で、すでに両親よりも長生きしちゃってます。

もう生物学的にも社会的にも親としての務めはほぼ果たしたと言える(まだ大学院生の子供が一人いますが、最悪放っておいても大丈夫でしょう。)ので、あとは死ぬだけです。

 

というわけで後腐れなく、出来るだけ楽に死ぬ準備のために終活を始めることにしました。

 

■何をしておくべきか?

自分が死んだらその後始末に苦労するのは家族です。

なので、その負荷をできるだけ軽くするという観点で行います。

ま、いろいろあるんでしょうが、遺品整理がすごく大変だと思うので、とりあえず身辺整理から始めることにしました。

いわゆる断捨離ですね。

 

■断捨離

持ち物を減らすには捨てるのが簡単ですが、再利用してもらえるならその方がいいに決まってます。

なので、まずはフリマなんかで売る→不用品買取業者に売る→最後に残ったものを捨てるという段取りでやろうと思いました。

 

今のところ出しているものは本が多いのですが、はっきり言ってなかなか売れません。

というか、そもそも閲覧数が少ない…

今どき紙の本なんて誰も読まない?

 

それでもたまに買ってくれる人がいて嬉しいです。

文庫本なんかは1冊せいぜい100円くらいなんですが、

買取店とかに持ち込むと1冊10円とからしいので、よほどマシ。

 

意外と売れるのは古いゲームソフトです。

初代プレイステーション用のソフトなんて買ってどうするんだろうと思いつつも、買ってくれるんだからありがたいなあと売れたらせっせと発送してます。

売れるのはコアなゲームですね。出品した途端に売れたこともありました。

古いゲームのコレクターさんなんでしょうか?

 

ジジイのものが一息ついたら、そのうち妻のコレクションも整理始めようと思ってます。

 

■銀行口座を減らしてるのに

長く生きてると都合によって銀行口座も増えていきます。

これも正直言ってウザい。

どんどん減らしていこうとあまり使ってない口座を解約するために銀行を渡り歩いてますが、駐在帰任に伴い会社から指定銀行の指定支店に口座を作れって言われてしまいました。

今どきそんなことで地域貢献かなにかになるんでしょうか?

ジジイ、憮然としながらその支店に口座開設に行きました。

 

■葬式と墓

次は葬式や墓をどうするか? です。

ジジイは無宗教で、神仏の類は一切信じていません。

なので、自分が死んだらさっさと火葬にしてもらい、そのまま遺骨も火葬場で捨ててもらってOKなんですが、そこはそれ、ジジイも葬式や墓が死んだ者のためにあるものじゃないことくらい理解しています。

したがって、「生きてる者が気がすむ形でできるだけ安く」が希望です。

 

■家をどうするか

なけなしの財産の中でも特に処分が面倒な不動産をどうするか?

が大きな課題です。

というか、そもそも退職後も同じ場所に住み続けるのか?という重い課題があります。

ジジイが住んでいるところは典型的な日本の田舎で、車がないと生活できません。

今はまだ大丈夫ですが、さらに年老いても生活のために運転を続けられるのか?

年老いて運転して加害者にならない保証なんてどこにもありません。

ジジイ、人を殺したくありません。

 

老いてからの運転をやめることを前提とすると、生活が成り立たないので田舎には住めません。(全部宅配にすれば何とかなるかもですが、年老いて引きこもり?)

運転やめたと同時に老人ホームに入居するのが田舎に生活する場合のプランなんでしょうか? でもそれってかなり遅くまで運転する=高リスク前提ですよね?

最近は行政も多少は動き、乗合の格安タクシーなども利用できるようになりました。

また、ジジイが年老いる頃には自動運転が実用化されているかもしれません。

でも現実を考えるとちょっと無理かなと思います。

 

同年代の同僚なんかと話しても、みんなピンと来てないようです。

ジジイが心配しすぎ?

 

田舎のお年寄りは車を諦めた場合、どうやって生活しているんでしょう⁇

 

■エンディングノート

終活の一環として、葬儀の希望とか口座情報とかをまとめて残しておくものをエンディングノートというそうですが、それをどういう形で残すべきかも課題です。

市販のノートに書いて物理的に残すのがわかりやすいし比較的長く残せます。

 

 

自分史なんかを残せるものまであるようです。

自分史なんて正直キモッとしか思えませんが…

 

紙に残すことで心配なのはやっぱりセキュリティです。

口座情報とパスワードなんかを全部書いておくの⁇

 

紙以外だとアプリとかに記録なんでしょう。

ジジイ、今でもパスワード管理アプリ使ってます。

でもアプリなんて20年とかのスパンに亘って継続するか?

マイナーなアプリだとちょっと無理ではないかと思います。

メジャーなマイクロソフトのワードとかのファイルでパスワードかけておくのが現状ベストでしょう。

それでもローカルのメディアに置いておくと読めなくなる可能性あるし、かと言ってクラウドもいつまで続くかわからないしセキュリティも不安だし…

 

結局今のところ決定打を見つけられていません。

どうしたもんだか…

 

ジジイの場合、海外に口座持ってたりするので、突然死してもいいように最低限どこに何があるかだけでも明確にしておく必要があります。

突然死といえば、黒歴史関係も早めに処分しなければ…